2015.7.27鳳凰三山 |
山歩紀行 2016 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを今年も綴ります |
2015.9.21栂海新道へ |
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2016年7月29・30日 甲斐駒ヶ岳 白い岩肌の巨峰 | |||||||||
甲斐駒ヶ岳2967m 長野県伊那市・山梨県南アルプス市・北杜市 | |||||||||
7月30日12:36 山頂から降り途中の分岐から、白い岩肌を伝って摩利支天へ向かう |
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12:51 摩利支天から見上げた甲斐駒の山頂部 岩の斜面を行き交う登山人の列が見える |
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テント場発5:32-6:14仙水小屋-6:59仙水峠-8:34駒津峰8:56-9:30六方石- 10:30甲斐駒山頂12:06-12:35分岐-12:53摩利支天13:06-14:05駒津峰14:26- 15:01双児山15:15-16:42北沢峠-17:00テント場着 |
動画をYouTubeにUPしました。 →こちらから どうぞご覧ください。 今回の当初目的地は、北アルプスの水晶岳、鷲羽岳、双六岳。 高瀬ダムからブナ立尾根を上がり、穂高連峰の裏銀座を4日間かけて縦走する計画だった。 当然、テント泊だから食糧を担ぎ、夏山とはいえ重装備の強行軍となる。 覚悟を固めて、準備を整えた。 体力勝負ではあるが、晴天に恵まれれば、今季最高の稜線歩きになることは間違いない。 ワクワクしながら、この日を待っていた。 しかし、どうにも天気の予報が芳しくない。 特に、初日が最悪。 三大急登といわれるブナ立尾根で降られたら、目も当てられない。 その上、初日にテントを濡らしたら、それを担いでの2日目、9時間超の稜線行は、ほとんど死の行進に近い。 それはムリ、ということで、例によって各地の山の天気予報を探りまくった。 いつも柔軟に最適地を選択する我らのリーダー、持っている引き出しは数多く、臨機応変。 メンバーも、リーダーに習い応変態勢。 たとえ立山・劔となっても大丈夫と、ヘルメットまで用意して集まった。 早朝出発の車中でも、天気予報を最終確認。 スマホのなんと便利なことか。 結果、最良地は甲斐駒と決定。 前回、悪天候予報で見送った甲斐駒へ、今回は裏銀座を見送って、向かうことになった。 覚悟を決めて準備してきた裏銀座縦走を見送るのは何とも惜しい気がするが、悪天候予報であれば、致し方ない。 代わって、昨年から後回しにし続けてきた甲斐駒行が実現するのであるから、それはそれで心弾む。 そうと決まれば、あとは迷わず一路、信州伊那へ。 一日目は北沢峠にテント泊するだけ。日程に余裕が出た。 伊那でカンテンパパの工場見学。 膝の関節保護に効果ありと聞いて、大袋を一つ購入。 帰宅後、朝晩の味噌汁に入れて毎日食べている。効果のほどは、まだ分からない。 桜で名高い高遠城址を車で一周して、南アルプス林道の信州側起点、戸台へ。 北沢峠は、昨年に続いての再訪。 ただし、昨年は甲州側から広河原経由で入ったので、戸台からのコースは初めて。 満員バスに揺られて1時間、二度目の北沢峠、もうすっかり馴染みになったような気分がした。 テント場までの林内の苔の中に、去年と同じく小さい小さい花が咲いていた。 今回は、裏銀座縦走に備え、荷を極力軽くした。 カメラも、これまで愛用の18‐135㎜の重いズームをやめて、18‐50㎜沈胴式のレンズに替えた。 超軽量になって快適なのだが、どういうわけか焦点合わせがままならず、花が小さくなればなるほどイマイチの写り。 どうにも歯がゆい。 次回、重さを多少こらえても、やっぱり135㎜のズームにしようかと思っている。 それはさておき、甲斐駒は、南アルプスの貴公子と呼ばれているのだとか。 仙丈ヶ岳が女王だとは知っていたが、貴公子とは知らなかった。 言われてみれば、山頂部の白い岩肌は、白顔の貴公子と見れなくもない。 それに風化が進んで、岸壁の刺々しさは消え、白い柔肌。 こういう貴公子こそ、気分一変した時の裏表は怖い。 クワバラクワバラの感、そちこちにあり。 もっぱら敬すべし。 この日は上機嫌の貴公子。 山頂は、穏やかな陽射しあり、たまに涼風。 日程はたっぷりの余裕。 山頂の大岩の上に大の字に寝そべって、贅沢にも1万尺の昼寝。 谷の向かいの女王が、時々、雲から顔をのぞかせて、山頂に屯する人々に微笑みかける。 相も変わらず嫋やかな稜線。 明日は、あの女王に拝謁して、対岸からこの貴公子を拝んで見よう。 |
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29日14:49 満員のバスに揺られて 北沢峠に到着 |
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今年も会えた コイチヨウラン |
キソチドリ |
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15:10 長衛小屋テント場 ここが4日間のベースキャンプ地 |
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7月30日6:40 仙水峠間近で、振り向けば背後に仙丈ヶ岳 |
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6:59 仙水峠 標高2264mのこの峠を越える道が昔はあったのだろうか |
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ハクサンシャクナゲがまだ咲き残っていた 駒津峰への登山道(以下も同じ) ヒメシャジン カメラを向けていたら「リンドウだ」と呟いて通り過ぎた人 |
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いくら調べても、この花の名が分からない どなたか知りませんか? | |||||||||
コバノコゴメグサ 別名ヒメコゴメグサ |
トウヤクリンドウ |
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タカネヒゴダイ |
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8:34 駒津峰2750m ここまで来て、登山人はみな、ひと休み |
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タカネコウリンカ 駒津峰の頂で |
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9:31 巨岩転がる六方石を通過 |
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ウサギギク |
ヨツバシオガマ |
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タカネツメクサ |
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9:45 見上げれば、白く巨大な岩盤の峰 |
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10:05 ガスの中から山頂が見えた |
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イワツメクサ |
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10:32 甲斐駒山頂に立つ |
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11:02 山頂からの仙丈ヶ岳 眼下に歩いてきた尾根道と駒津峰 |
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12:17 花崗岩が崩壊した砂礫で滑る斜面を慎重に下る 危険地帯 |
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12:48 摩利支天への鞍部は切れ落ちた断崖絶壁 |
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13:04 摩利支天の頂 後方は甲斐駒山頂部 |
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イワオウギか、はたまた タイツリオウギか 摩利支天の頂で |
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13:14 摩利支天から 甲斐駒山頂への岩峰砂礫斜面を行き交う登山人 |
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13:35 六方石の先・駒津峰へ来た道を引き返す アップダウンの尾根歩き |
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ミヤマダイコンソウ |
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14:02 駒津峰から甲斐駒山頂部を振り返る なるほど白顔の貴公子 |
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14:30 下山路は双児山経由の周回コース |
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17:09 帰ってみれば、テント場は超満員状態 |
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