2015.7.27鳳凰三山
  山歩紀行 2016

 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを今年も綴ります
 
2015.9.21栂海新道へ
 
   2016年4月23日 ツツジ咲き人にぎやかに宝珠山
  宝珠山 559m  新潟県阿賀野市・阿賀町      

丸山小富士の岩稜に立つと、前回とうって変わっての眺望 米山まで見えているような感じです

登山道には ユキグニミツバツツジが咲き乱れておりました いい季節です

登山口駐車場発8:00-8:20鉄塔-8:48城山-9:10赤松山-10:08丸山小富士-10:13八咫柄山-10:26山頂11:55-13:57駐車場着

前回下見登山でのKeynさんの祈りが通じた。
見事な晴天日。
予報は曇、しかし、山頂でも暑いくらいの陽射し。
ブナの新緑の下に日陰を求め、稜線の所々でひんやりとした風が通りぬけると、「ああ、いい風だ」と喜びの声を上げる。
総勢40名弱の集団登山。5月の新緑の山歩きのふう。
1週間前の雨天登山とは雲泥の差。
山はやっぱり晴れるにこしたことはない。
お蔭様で、本年第1回目の村の健康登山は、大成功。

下山してコンビニに寄って、Unqさんはスタッフへの労いにと、アイスを買った。
チラリと横目で見ると、スタッフ一人に2個は渡りそうな数。
1個を食べつくし、2個目を狙ったが、スタッフでもないOkkaaに横取りされてしまっていた。
スタッフへのこのアイス、教育長さんからの寸志でも、公民館長さんからの薄謝でもなさそうで、どうやら、太っ腹のUnqさんの自腹出しだったにちがいない。
さもしい浪人網干サモジロウの如く、「アイスはまだかー」などと暴言を吐いたことを、今更ながら恥ずかしく思う小生でした。
何しろ、サモジロウ君、アイスとなると目がないもんで。

ところで、さもしい浪人網干サモジロウとは、何者か。
今から何十年も前の昔、NHK人形劇里見八犬伝の登場人物。
辻村ジュザブロー制作の人形の中でも、このサモジロウとタマズサガオンリョウは、今でも鮮やかに印象に残っている。
サモジロウは、どこか飄々とした風体で、まことにさもしい根性の小悪人。
アイスになると、当方の心底にこのサモジロウが頭をもたげてきて、いつも卑しくなるのでした。

頭をもたげるといえば、この日、赤松山山頂の登山道でマムシが発見された。
マムシは、秋に山の稜線に上がり、春に麓へ下りて来ると聞いたことがある。
どうやら、冬眠から覚めたばかりの稜線のマムシだったようだ。
まだ半分寝ぼけていたのか、木の株の上に長々と寝そべっていて動かない。
私などは、横目で見て見ぬふりをしてそっと通り過ぎたが、マムシ特有のあの斑紋がチラリと見えた。
蛇だけは大いに苦手だ。

先日、我家の玄関前の道路に長い奴が伸びていた。自動車に引かれたらしい。
正確に言えば、私はそれを一切見ていない。いや、見ないようにした。
だから、Okkaaが人知れず、それを始末したようだ。
でなければ、私は我家から一歩も外に出れないことになるところだった。イヤハヤ。

不思議なことだが、これだけ山を歩いて、蛇に遭うことはまずほとんどない。蛇のほうから避けてくれているのか、それとも、居れども見えずの状態なのか。
時々、登山道に落ちた木の枝にギョッとして飛び上がるのだが、そのときは、笑って自分をごまかして誰にも言わずにいる。
私の前世はどうもカエルの系統をひいているようだ。

それはどうでもよいことで、この日は、蛇を怖がらないOkkaaも参加した。
Junjyさんの班に入れてもらい、去年の米山では肩まで貸していただいたKimyちゃんに、付きっ切りで世話していただいた。お蔭で、米山のようにはならず、おまけにスタッフ・アイスまで食べて十分すぎるほど満足して下山した。

これで、連休の飯豊山行は機嫌よく送り出してもらえそうだ。イヤハヤ

40名近い集団登山 準備運動は鉄則です

今季初 ユキグニミツバツツジ オシベ5本だとただのミツバツツジとか

コブシもまだ咲いています 路傍を探っているのはマムシでしょうか

  まだ会えた春の妖精イワウチワ

岩の稜線を注意深く

山頂直下 数珠繋ぎの人

山頂はこの賑わい さて、どこに陣取るか

何はともあれ、いつもの山頂儀礼

班ごとに記念撮影

山頂から遠くに見えたのが磐梯山だという 135mmのズーム

低山とは思えない眺望の稜線歩き これが宝珠山の魅力

咲き始めていたムラサキヤシオ

タムシバ 前回は雨の中でうなだれていた
   
麓の路傍に咲く クサイチゴ
― ページのTOPへ ―