綿野舞の山歩紀行2017 | ||||
2月5日 スノモンのひと踊り客世界から | ||||
蔵王・熊野岳 1841m 山形市 地理院地図は→こちら | ||||
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ポケモンはポケットモンスター、だからスノモンはスノーモンスター。すし詰めのゴンドラ内は様々な国の言葉が聞こえ、世界の人々を魅了する蔵王のスノモン。樹木のみならず、最高所・熊野岳では、杭も建物も岩も全てスノモンと化して、それはそれは見事な造形美でした。 | ||||
渡辺伸栄watanobu | ||||
RW山頂駅を出ると、早速の歓迎群舞 | ||||
地蔵岳の斜面にも、朝日連峰をバックに様々に舞う踊り子たち | ||||
先月、高坪山から見た飯豊連峰を今日は反対側から見る 朝日連峰も月山も、よく見えた |
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熊野岳の斜面では、美女の額に唇でご挨拶 | ||||
エメラルドグリーンのお釜も、この時期ばかりは真珠色 | ||||
氷点下の避難小屋の中 | 焼き肉の煙で冷気を解かす | |||
小屋に遅れて飛び込んできた若者一人。吹き溜まりの雪が積もった床に腰を下ろしてラーメン作り。見かねたKeynさん、自分が敷いていたマットを差し出した。若者、ガンとして受け取らない。年長者に席を譲ることはあっても、譲ってもらっては沽券にかかわると顔に出ている。中々の若者だ。 小屋の中は寒かった。ストーブがあったのだが、非常用と表示されているからとUnqさん、ガンとして火をつけさせない。これまた、中々のリーダーだ。 それにしても、足の爪先がことのほか冷えた。sportivaの夏冬兼用靴に靴下2枚でも、じっとしていると冷えがくる。ガスコンロの火にかざして熱の伝わるのを待つ。 Shinyaさんは、今回、頭から足まで装備一式新調品で雪山デビュー。手の先も足の先も、冷えは一切ないという。高級装備のせいか、それとも若さのせいか。 最近走っていても、指先が痛い。どうやら、末端までの血流が鈍っているようだ。歳だけは、いかんとも抗いがたい。せめて雪山は、バラクマスクにゴーグルで顔を覆い、年齢不詳を装おうか。 |
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熊野岳山頂 氷の社神々しくも | ||||
熊野岳の岩場から、まるで迫り下る雪崩の様相 | ||||
一飲みにするぞとばかりにモンスター | ||||
颯爽と滑り下るスキーヤを横目に、延々と下る雪の道 | ||||
暮色迫る頃、ナイターの灯を受けてようよう下山 | ||||
蔵王RW乗り場では、客を二分する。 スキー客には整理券、観光客は優先入場。我ら登山人は観光客扱い。観光のつもりではない我ら、不本意でもあり、有難くもあり。 ゴンドラ待ちの列で、Unqさんの大ザックが目立つ。 以前、新穂高のRWで苦い思い出がある。持ち運びを考えて全荷物をザックに詰めて一つにしたら、重量オーバー別途料金を徴収された。小分けにして手で持つ荷を多くしたHaseさんは別途料金なし。 Unqさんの大荷物では別途料金追加かもと心配した。その声が聞こえたか、係員がUnqさんに寄って来た。しまった、余計なことを言ってしまったか? 豈図らんや、係員氏、Unqさんを満員の人々の最前列に連れて行く。 その大荷物で雑踏の中に割り込むのは大変だからと、先頭で乗車するよう計らい。お陰でUnqさん、真っ先に乗り込み窓際に陣取れた。降りてから聞いたら、さすがに腰掛けるのは気が引けて立ったという。 なんとも、観光客?には温かい配慮なのだ。 これだけ世界の各地から人が集まれば、お・も・て・な・しの心十分か。 やむを得ないこととはいえ、雑踏となった残りの我らは、すさまじい状態。まるで山手線の最強ラッシュ。Youmyさんなど、手は西で足は東、腰は南で、荷は北だったとか。 そんな思いまでして、スノモンに出会えた世界各国の人々。皆、歓声を上げている。あれは、中国語?韓国語?英語?それともベトナム語? スノモンのひと踊りで客は世界から、自然の力は大したもんじゃ。 |
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<コースとタイム>蔵王RW山麓駅9:00発ー9:35RW山頂駅、同広場10:17発ー10:38地蔵岳山頂ー11:53お釜ー12:00避難小屋13:40ー13:52熊野岳山頂14:01発ー14:43地蔵岳山頂ー14:50山頂駅広場15:15発ー16:21横倉山ー17:11山麓駅P下山 | ||||
YouTube「白銀の山は怪物舞うところ」は→こちら | ||||
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