自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの 畑作記 2016
   
2016年6月16日 ジャガイモ大凶作、めげずにネギ植え

6月16日 長ネギ苗の植付け 二畝余った さてどうしよう ネギを増やすかナスを植えるか

ジャガイモは史上まれなる大凶作 見るも無残な状況

ジャガイモを作りはじめて20年を超えるが、こんな不出来の年に、遭ったことはない。
Okkaaは、がっかりして畑作モチ(モチベーション)をがっくりと下げた。
輪作は避けているし、石灰も撒いていない。いつも通りの耕作、それは私の分担。
植付けはOkkaaの分担。種芋の切り方が悪かったのかと、私は決して責めてはいないのだが、本人は暗い顔。

数日して、近所の人も大不作だと聞き、更には、山友のKeynさんも同様だと聞いて、やや気持ちを持ち直したふう。
それでも、そろそろ長ネギ畑を作らなければという私に、今日は買い物の日だからと、つれない返事。

仕方なく、私一人、ポチ号を連れて畑へ。
4月13日に耕しただけの長ネギ用畑は、当然のことだが、草茫々。
その草を抜き取って、特製堆肥と完熟牛糞を撒いて、化学肥料を散布し、さらに有機石灰を撒き散らす。
それからようやく、畦道で待機していたポチ号の出番。
堆肥、肥料、石灰を綺麗に鋤き込んで、本日の作業終了。

翌日は、半端のままに放置していたカボチャの棚つくり。
すでに実をつけはじめ、草叢へ這い伸びている。
周囲の畑を見ると、このまま、草叢にツルを伸ばさせ、草の中で実を成らせるのが、普通の栽培方法らしい。
が、それでは、私は面白くない。

ずっと昔に読んだ詩で、気に入っていて、今も覚えているフレーズがある。確か、
カボチャのつるが這い上がり這い上がり、葉を広げ葉を広げ、這い上がり葉を広げ・・・・ああ、今天をつかもうとしている
というのだった。

だから、カボチャのツルに、地を這い雑草をつかむような目にあわせてはならないのだ。

棚の完成が少し遅れた分、カボチャは1mほど草叢の中へ伸びていた。棚ができ、早速、持ち上げ棚の桟に縛り絡ませてやった。
少々手荒かったせいか、その日は、葉っぱを下向きにしょげている風だったが、その翌日には、しっかりと葉を上向かせ、天を掴むべくツルを伸ばしていた。
やっぱり、この方式が天の理に適っているのだ。

さて、その翌日、八百屋さんに頼んでおいた長ネギの苗が届き、植付け係のOkkaaと畑へ。
まずは、小生の担当、畝立て。
その後を植付け係が追いかける。
二人とも、隣のジャガイモ畑は、なるべく見ないようにしている。
といっても、どうしても目に入る。
見ると嘆く。結果、モチが低下する。
そんなときは、そのまた隣のタマネギ畑を見る。そして、あえて口に出して言う。
なんとまあ、タマネギがよくできたこと、今までで最高のできた、と。

Okkaaが、長ネギを植付けている間、畑の周囲や畦道に草刈機を綺麗にかけた。そうやって、3日連続の畑作を終えた。
いずれも、年寄りの半日仕事。疲れて、昼寝快眠。

近いうちに、サトイモを草の中から救い出してやらなければならない。ヤツガシラも、コンニャクもだ。
みな、密度濃い草の大軍の中で、身を縮めて救援を求めている。
まてまて、しばしの我慢だ。
3日も野良で働くと、我らとて、休養が必要なのだ。

6月14日 今日は長ネギ畑作り まずは草取りから
 
堆肥と肥料を撒いて、有機石灰なので、これも同時に撒く
 
ヤンマーポチ号で一気に耕して、今日の作業はこれで御終い
 
6月15日 翌日はカボチャの棚づくり
 
草叢に伸びていたツルを棚に巻き付けてやる
 
6月16日 そして今日、長ネギ畑に畝を立て、苗の植付け
 
昨日は裏返っていたカボチャの葉も今日は見事に上向き
 
タマネギは大豊作 その美味いこと毎日食べても飽きない
 
それでも、ジャガイモはこの惨状、今更どうにもなりません
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