自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの 畑作記 2016
   
2016年9月12日 三日畑  そしてRUN

夏草を全部抜いて、大根、蕪、葫を植えて、周囲を刈り払って、三日かけて美畑の完成‼

その成果は、こちら‼ 抜き取った大量の草の山
手前のは、昨秋から今春にかけて作った草堆肥、上出来です

夏草畑

毎年のことながら、今年も、炎暑の間、畑は放置。
不作ながらジャガイモを収穫したのは8月5日の朝仕事。
その3日後、同じく朝仕事で畑の周囲の草刈。
それ以来、畑には一切来ていない。
まるっきり1ヶ月の放置。
当然のことながら、夏草伸び放題。
作物はいったいどこにあるのやらの状態。
それでも、ひと月前に刈ったお陰で、周囲の草の伸びがそれほどでないのが、多少の救い。

三日畑

第1日目(9月10日)
大根、蕪、葫用畑の草取り。
そのあとに、堆肥、石灰、化学肥料を撒いて、耕運機でまんべんなく耕す。
第2日目(9月11日)
鍬で畝立て。
大根用5畝、蕪用1畝、葫用2畝。
できた畝から、Okkaaが種蒔、植付け。
そして、他の作物の草取り。
第3日目(9月12日)
残った作物の草取り。
抜き取った草集め。
周囲の草刈。
年寄りの半日仕事とはいえ、3日目はもうクタクタで、午後は4時まで昼寝。

ドジ・ヘマ

久しぶりの畑のせいか、それとも齢のせいか、初日、二日目とドジを踏んだ。
初日は、帰り際、耕運機もろとも3m下の道路へ滑落。
幸いというか、法面の途中が2段になっていて、そこで一旦止まり、更にもう1段、草の上を滑り落ちる形になったので、道路に激突はなかったし、転がることもなかった。
滑落しながらも、耕運機を放さなかったので何とかコントロールでき、機械も身体も傷めることなく道路に着地、事無きを得た。
通路の崖のヘリが少し抉れていたのが、草叢になっていて見えなかったのが原因。
たまにトラクターの農道転落事故など聞くが、こんなふうにして発生するのかと、妙に納得。
アブナイ、アブナイ‼

二日目のドジも、少々情けない。
蒔いた大根畑に水をかけようと、用水路から水を汲むことにした。
水田用の支線水路は、稲刈りのこの時期、水が止まってカラカラ。
で、畑のすぐ下を流れる幹線から汲み上げることにした。
如雨露に綱を結んで降下、うまい具合に水が入った。
が、釣り上げたとたん、プッツリ。
この綱、カボチャ棚用に使った残りを束ねて、棚に括って置いたもの。
5ℓの水に耐えられないほど劣化していたのに、気づけなかった。
ドンブラコ、ドンブラコと、お伽話の桃のように流れ下る如雨露を追いかけて、爺さん、水路沿いの農道を長靴履きで走った、走った。
日頃の鍛錬の見せ場とばかり、流れより速く走り、先回り。
どこぞで拾い上げようと企んだものの、深い幹線水路に降りる場所は皆無。
それに、もしあったとしても、水深がどんどん深くなり、ここで入水するとしたら命がけ。
桃を諦めて、爺さん、婆さんの元へすごすごと戻ったのでありました。

3日目は、コメリから買った新品の如雨露と軽トラの荷締め用の丈夫なロープで、再挑戦。
何とか、水遣り成功。
(でもその夜、雨も降ってくれたようです。)

とにかく、2度あることは3度ある。3日目のドジ回避には、ことのほか注意を払った。
この日は、草刈機を使う。
これでドジたら、命にかかわると、慎重に作業。
それに、水汲み中に用水路転落もありうる。
とりわけ、頭を下げたときの老人性眩暈は、要注意。
それに、のんきに撮影などしたものの、カメラを落としたら、如雨露の比ではない。
一つ一つの行動を注意深く。
前二つのドジは、すべて、不注意から起きている。
危険予知の感性を鈍らせてはならない。
登山にもつながる。
もって銘記すべし。


そして、RUN

桃ならぬ如雨露を追って走ったら、長靴履きなのにもかかわらず、意外なほどに身が軽い。
これはイケルかも。

何がイケルかというと、そろそろ25㎞を走っておかなければならない時に来ているからだ。
新潟マラソンまで、ちょうどあと4週間。
炎暑のせいで、調子が上がっていない。
3日前に、久しぶりに20㎞を走った。
15mを越えたら、腰は痛くなるし、もうヘロヘロ。
本当は、毎週1回は20㎞走るメニュになっているのだが、19㎞走ったのが3週間前。
それからは、10㎞がやっと。

それが、桃を追ったら、なんだか軽快。
これはイケルかもと、その日(11日)、昼寝で畑の疲れを癒した後、夕Runに出た。
水を背負って、最初から、20㎞のコースに更に5㎞を追加するつもりで。
炎暑の時は、5㎞ごとに給水休止していたのだが、この日は、格別調子がいい。
止まらずに背負った水をチューブで給水、キロ6分半のペースで、17.5㎞の荒川土改前で暫し足の屈伸など、そこで折返して、21㎞で再度、足の屈伸。
結局、23㎞までキロ6分半ペース。

あと2㎞で、たっぷりと日が暮れ、暗闇の土手道。
それでも、薄明りで何とか白い舗装道を辿れるのだが、土手脇に並行する国道を対向車が通るとヘッドライトがハレーションを起こして、道が見えなくなる。
その度に、方向が不安になり歩く。
それを繰り返して、結局2㎞はキロ7分半。
もっとも、光のせいにしてはいるが、最後の2㎞は、スタミナ切れを起こしていたことも事実。
次回は、スポーツ羊羹を持って出よう。
それに、Unqさんからもらった、反射テープ付きタスキも。

3日前の20㎞では、あんなに痛かった腰が、25㎞走ってもちっとも痛みが出ない。
不思議なものだ。
F総監督をまねて、ドームの筋トレ部屋で振動マシンを腰に当てたのが良かったのかもしれない。
それにしても、3日前は、痛みとヘロヘロで、すっかり自信を無くしたいたのに、25㎞を快走したら自信がもどってきた。

なんだか、一年間ずっと、この繰り返しのような気がする。

痛いのは気のせいだ ‼
カ~ツ ‼

もう一つ成果、生食用の生姜 夕食に早速試食、その美味いこと
去年のはどうも生食用でなかったよう、今年のは完璧‼
 
Okkaaの後ろに大根畑5畝、種蒔中の蕪畑1畝
 
右端に葫畑2畝 以上8畝が三日間の耕作
 
草の中から救い出した長葱5畝 その奥、棚の南瓜は最後の収穫
 
こちらも救出された八頭と里芋、その隣は薩摩芋
 
右端は食用菊、その左に獅子唐、中央は2年目の蒟蒻芋
 
柿の木の下の生姜畑 以上が、夏草の藪から救出した畑
 
1日目のドジ ここから3m下の道路へ耕運機ごと滑落 法面が2段になっていたので、落下速度抑制、転落にはならず助かった‼
 
2日目のドジ 用水路から水をくみ上げる作戦 綱が朽ちているを知らずプッツン、如雨露は哀れドンブラコ、ドンブラコと流れ去った
この写真は、3日目のやり直し作戦 新調した如雨露と丈夫な綱で大成功 失敗は成功の母
ここでカメラを落としたら3日目のドジになるところだったが、セーフ
     ― ページのTOPへ ―