綿野舞(watanobu)の畑作記2017
 
 4月10日 ジャガイモを植え終え ひととき野の花と
~畑作記目次へ~ 
畑友のNaruさんが自慢の青菜を届けてくれました。毎年の春、待っていました!の味です。お茶話のついでに聞けば、とっくにジャガイモは植えたとのこと。遅ればせながら、この日、当方も追っかけの植付。とはいえ、去年よりは10日も早く、今年は少々気合が入っています。
植え終えて周囲を見回せば、可憐な早春の小花。これからは邪魔になるばかりの雑草どもですが、今ばかりはなぜか愛おしく見えてしまいます。全く人間は身勝手です。
渡辺伸栄watanobu
畝立て作業中突然携帯が入って・・・というわけではなくて、スマホのアプリを使って、ただ今一眼レフを遠隔操作中。
 
5本溝を掘って、そこに種芋を並べ、芋の隣を掘ってその土を芋にかけていく。だから、植付け5畝で溝掘り10本。結構の労働量でこの日の午後は疲れてぐったり、ランニング中止。
土をかけた後、最後に平らに均せば見事なジャガイモ畑の完成。種芋は、ふかふかベットで暫くお休み。今後、気温の上昇とともに土の中で目覚め、芽を伸ばし始めます。さて、今年の出来はどんなだか。
タネツケバナにカメラを向けようなどという気を起こすのは、ホンの今だけ。いずれ畑中蔓延って、実に迷惑なオジャマムシなのです。もっとも、鋤き込んだ夏草堆肥の大半はこの植物なのだから、お礼に写真一枚ぐらいは撮って差し上げないと。
オオイヌノフグリ、一輪でもなかなか可憐な花なのだが、これだけ密集すると見事なものだ。これが高山なら、「お花畑だ!」ということでカメラの放列を敷かれること間違いなしなのだが。せめてもと、Okkaaと二人せっせと褒めちぎった。
 
ツクシといえば春の代名詞。しかし、その親であるスギナほど畑での嫌われものはいない。根が深くてしつっこくて・・・。あまり話題になってはいないようだが、近年、ツクシに代わってヒメオドリコソウがやたらに増えているように見える。外来の帰化植物なのだろうが、名のせいか姿形のせいか、セイタカアワダチソウのようには嫌われていないようだ。スギナにとって代わってくれれば、畑としては助かるが、子どもの頃から親しんだツクシンボを追いやるのはやめてほしいと、どうにも矛盾している。
 
いつものことだが、耕作の終わった畑には、待っていましたとばかりにセキレイがやって来る。人間様を利用しようという魂胆なのだから、見上げた根性というものだ。正式名称はセグロセキレイのようだ。 
 ニンニクとタマネギは順調。もうしばらくすれば、茎ニンニクが収穫できるだろう。今年の収穫第一号は、ニンニク畑の隣にあった蕪。先月31日の春耕一日目に掘り起こした。さっそく塩で揉んで生食したが、さすがは長い冬に耐えただけのことはあって、カリカリとなかなかの歯ごたえ。煮物にしたらとろりと柔らかく。自分の作品は、何にしても旨いのであります。
ページのTOPへ