綿野舞(watanobu)風物記2017
 
 11月10日 小春日の 錦を駈ける 影法師
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五泉大会の後3日休み、ランニングを再会した昨日は生憎の時雨でドームRun。打って変わって、今日は見事な小春日和。早速いつもの土手Runコースへ。多分、我が里の錦織りなす紅葉も今日が見納めだろうと、カメラに収めるつもりでスマホを持って走った。思惑通り、錦の里を駈ける影法師を追いかけながら土手を進む、その心地の良いこと。紅葉の名所鷹ノ巣の吊り橋まで往復して10㎞。道々、錦の里をスマホに収めてきました。
渡辺伸栄watanobu
関川村ふれあいどーむ脇の土手に上がれば、この通り、山々は見事な紅葉。ここからランニング開始、荒川に沿って上流へ向かう。今まさに、我が村は錦の里。
温泉橋を渡り対岸の土手へ。土手の先、正面の山々を眺める。左から大境山、丸山、葡萄鼻山、中央が杁差岳、右に牟礼山、右端手前は長峰山
丸山を横から見る。正面から見た形とはまるで異なって、二つの丘が並ぶ。その奥が葡萄鼻山で、右端が立烏帽子。さらに右奥、杁差岳はすでに冠雪。
丸山大橋を正面に見る。スマホのカメラを構える長い影法師。駈ける格好で撮ればよかったと、後になって悔やんだが後の祭り。宮本武蔵は、我ことにおいて後悔せずと言ったとか。小人は後悔ばかり。
 
丸山大橋の袂の丸山公園。ここの植栽カエデの葉はとりわけ赤いのだが、夕日が当たるとその赤味が際立つ。
 
丸山大橋から、いつも眺める盆地の我が村。日は西に傾きつつあり、逆光で山の錦は写らないが、川面に映る光、これもまた錦か。
 
鷹ノ巣の吊り橋。ここは我が村随一の紅葉の名所。国鉄米坂線に紅葉列車が走り、新潟・新発田の都会からハイカーが続々とやって来て、我家の前を列なして歩いて行ったのはすでに半世紀以上も昔のこと。 
 
吊り橋の上から、鷹ノ巣山の展望台。あの頃は、白波のぶつかる崖辺近くに遊歩道があったはず。確か、小学校の写生会があって、そこから眺めた川の絵を描いた覚えがある。 
 
鷹ノ巣から折り返してドームへ戻る頃、日は沈み、真っ赤な夕焼け。薄暗くなった河原にススキの穂が白く揺れる。オレもお前もまだ枯れてはいない。 
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