猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ   2016
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングの苔庭
だったはずが、最近は果樹園のようになって、それでも
独り悦に入っている自己満足の庭 
 
  2016年2月19日 怪盗め、庭を巡視か雪に跡

猫額苑の雪の上に、なにやら怪しげな足跡が・・・

これは、どう見ても獣の足跡、野ウサギのにも似ているが少し違う

雪が融けると 何になる?

この問いに
「水」
と答えるのは暖国の人

雪国では、人は皆
「春になる」
と思う

思うけども口には出さず
ただ黙々と雪をいじる
この時期、雪は
いじればいじるほど早く消える

今年は例年になく少雪で
庭にはいじるほどの雪もない
が、竹デッキの屋根から
滑り落ちる雪は
固く積もっていて
ときどき
スノーダンプで運び出しては
道路の側溝で消してやる

この日も
その作業をしようかと
庭に出てみると
雪面にくっきりと獣の足跡
野ウサギの足跡に似ているが
雰囲気が少々違う
近所の専門家に見てもらうと
「これは、ハクビシンだネンシ!!」
と、たちどころに判定

昨夏、庭の桃を狙いに来た
あの怪盗にちがいない
冬の間も時々
桃の木の根元の雪の中に
糞が置いてあった
我家の庭を
自分の縄張りにしてしまって
パトロールに廻って来ては
マーキングを施している

雪が融けた庭に
強烈な尿を降り撒かれると
大事な苔に、無残な
枯れが入るほど

これは困った
件の専門家氏は、
「檻を仕掛けて捕獲すべきだ」
という
が、捕獲した後の処理を思うと
なかなか実行に移せない
人が処理した肉なら
クマでもイノシシでも何でも
喜んで食べるのだが
自分で処理するとなると・・・

これが、魚なら
鯉など平気で生きたまま
包丁の峰で頭をコツンと一発
眠らせて生き肝など
いただくのだが・・・

うーん、困った
やっぱり、小生
川の民の系統で
山の民の系統ではないらしい
せめて
奴の順回路に
奴の嫌がる臭を浸み込ませた
ボロ布でも吊り下げて
追い払うしかないか

ここが怪盗めのパトロールの通り道

各地で梅の開花報道があるものの、我が庭の梅はまだまだ

それでも、玉椿の垣根の下を見てみると・・・

春の兆しあり、フキノトウ

2月8日の降雪、こんな日がもう何回か繰り返されて春が来る
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