猫額苑 四季   ねこのひたいのにわ   2016
文字通り狭い我が家の庭
綿野舞watanobu流ガーディニングの苔庭
だったはずが、最近は果樹園のようになって、それでも
独り悦に入っている自己満足の庭 
 
  2016年3月31 ニワデ ナニ チテンノ?

ヤマガラ 巣箱に入る寸前

巣箱から、ちょっと外出!!
数日前のこと。
庭のブナの木に梯子をかけて登っていたら、向かいのお宅の幼児が見上げて言いました。
ナニチテンノ?
なんとも愛らしいニコニコ笑顔です。

実は、このとき、巣箱の入口を少々広げてやっていたのです。

その前日のこと。
ヤマガラが、巣箱の入口の辺りをコンコンと軽やかな音を立てて突いていました。
どうやら、入口が狭くて、拡張しようとしているようなのです。
それで、木工用のヤスリを持ち出して、ヤマガラ君の手助けを始めたというわけです。

この巣箱をかけたのは、もう何年も前のことになります。
入口の径を3センチ程にしたら、スズメの出入りにちょうどよかったようで、彼等に占領されてしまったのでした。
ねらいは、シジュウカラかヤマガラ用だったので、スズメさんはお断りということにして、穴の径を狭くした板を張付けたのでした。

以来数年、シジュウカラにもヤマガラにも注目されずにきた物件だったのですが、どうしたことか、ようやくヤマガラのツガイが気に入ってくれたようなのです。

穴の径がちょうどよくなったのか、一昨昨日くらいから出入りを始めたようです。
でも、まだどこか気に入らないところがあるのか、中からトントントントンと板を叩く音がします。
そのうち、もう一羽の方が、モジャモジャとした塊を口いっぱいに銜えてやって来ては、交代で中に入っていきます。
いよいよ巣作りが始まったのかもしれません。

今日はこれまでになく暖かい日で、庭でコーヒーを啜ったり、作業をしたり、昼寝をしたりしていたのですが、その私が見ていても、カメラを向けても、平気で出入りしています。

でも、よく見ていると、一羽がせっかく運び込んだモジャモジャを、別の一羽が運び出してどこかへ持っていくようです。

たまに、私の座っている竹デッキのすぐ近くの木の枝に止まって、私に向ってなにやらチチチ、グチュグチュと鳴きかけたりします。
もしかしたら、せっかく運び込んだ巣の材料を、別の奴が持っていかないように見張っててねなんていっているのかな?などと思ってしまいます。
しかし、ときどき、二羽で向き合ったり、クチバシを近づけたりして、打ち合わせをしているようなので、どうも、一方的な持ち去りではなさそうです。

それに、相変わらず、内側から板を叩く音がしています。
まだ、どこか気に入らないところがあって、それで、もう少し直してよ、なんて家主に催促注文していたのかもしれません。

一体全体、ニワデ ナニ チテンノ?と聞いてみたい気分です。

この物件、気に入ってくれて、うまく子育てに使ってくれればいいのですが。
極少子化の昨今、うまくいったら家賃は無料にしてあげようなどど、気のいい家主は思っています。


さて、今日は3月の最終日。
これまでの寒さを挽回するような暖かい日でした。
猫額苑にも、いよいよ本格的に春の到来です。
朝露にぬれた庭の花たちをどうぞご覧ください。

明日から4月。
新年度が始まって、それぞれ張切っている人も多いと思います。みなさん、頑張って。

当方は、3日後、いよいよ笹川流れでハーフマラソン。
1月から月間200kmの走り込み、おととい辺りが疲れのピーク。昨日は一日休養日にあて、今日は軽くジョギングで6km。お蔭で疲れも抜け始めたよう。
あとは体重の増だけ警戒して、飯の量を減らし、好物のアイスも半分。
目標は、キロ6分のペースで走りとおすこと。最低でも昨年の記録を5分は縮めたい。
さて、結果をごろうじろ。

巣箱へ運んできたモジャモジャ

朝露のキクバオウレン

エゾエンゴサクかな? どうやらヤマエンゴサクのようです

白花のショウジョウバカマ

野の花のショウジョウバカマ

花盛りのアセビ  手前の岩は、人面岩?それとも・・・??
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