綿野舞(watanobu)林間記2017
 
 3月30日 時は今 春の野に出て 若菜撮る
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珍しく風の穏やかなこの日、待ちかねた早春の若菜摘みへ。万葉の時代から続く春の風物詩です。Okkaaはせっせと蕗の薹を採る。私は、春の花を探してあっちへふらり、こっちへふらり。開き始めたばかりの柔らかい柔らかい花たちをローアングルで狙うものの、どういうわけかピントがなかなか合わないのです。
渡辺伸栄watanobu
竹林の前の日向に咲いたキクザキイチゲ。全開まであと一息。もうちょっと陽射しが強くなればいいのだが。
ミズバショウの白い花の芽。柔らかくて折れそうで触れない。6枚とってピントが合ったのはこれ1枚。
ナツボウズ。別名ナニワズだったか。毎年夏の草刈りで刈り払われている。それでもめげずに、矮小化して花だけは咲かせてくれる。
本日のお目当てのフキノトウ。大量に出ていて、夕食には早速天ぷらとフキ味噌で食べた。春一番の山菜味。これを食べなければ一年は始まらない。
コシノコバイモ。咲いていたのは、この一株だけ。つぼみも見つからなかった。それだけ春は遅れているということ。
 
ショウジョウバカマも、咲くに咲けない肌寒さといった風情。
 
残雪のラインが山際まで後退したばかりで、草の芽吹きはこれから。カタクリはまだ、その片鱗さえも見せない。が、すぐ4月。気温が上がれば一気に萌えだすから、うっかりできない。これからの移ろいは速い。桜の大木の下に、これだけは早咲きの梅。
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