阿賀北山岳会只管組 15.6.7東根マラソン |
只管走記 ただひたすら走るの記 2016 楽に山に登りたい一心で始めたスロージョギング それがいつしかランニングになり 今ではレースに出場するまでになってしまった 走った後の爽快感は 山登りに匹敵 だからだたひたすら走る |
15.10.11幻のフルマラソン |
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第9戦2016.4.3 笹川流れマラソン ハーフ21.1km 流した汗は報われる・・・とは限らない 2時間20分14秒 |
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出発15分前、スタート幕の下に立つのはゲストの千葉真子さん 選手は遥か後方に待機 |
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ウォーミングアップで気持ちよく汗をかき、Manaさんと談笑 |
この日のために1月から3ヶ月間計620km走りこんできた。 ネットの半額セールだが、この大会用にと最新の速乾ウェアも新調した。 体調もこれまでになく快調。身体の痛む箇所がどこもなしで大会を迎えるのは初めて。 直前の体重管理も成功した。身体は軽い。 南風が吹いているが、天気は上々。ウォーミングアップで、風下へ1.5km弱走った。軽快。 復路、風に向って戻ったが、ウィンドスプリント数本、スピードを上げてもまったく苦にならないほどの風、問題なし。 これまでの練習で、キロ6分のペースで15kmを普通に走っている。20kmも2本こなした。 キロ6分ペースで21kmはいけるだろうと、自信があった。 昨年のこの大会の記録は、2時間15分。 キロ6分で走れば2時間6分。ただし、最後の難関・まさかの魔の坂があるから、プラス4分で目標は2時間10分。 つまり、昨年の記録を5分は縮められると目論んだ。 これまでのハーフの自己ベストは、東根の2時間11分。 だから、東根よりアップダウンの強い今日のこのコースで自己ベスト更新を狙っていたのだ。 もちろん、隣に並んだUnqさんやSegaさん、それにわざわざ探しに来てくれたManaさんたちは、私などとは比べものにならないスピードランナーで、それから見れば、私のは、はるかにレベルの低い話なのだが、自分では一端のアスリート気分で、自己ベストの更新をいつも目標にしている。 その方が張り合いがあるし、何よりも漫然と走るよりずっと面白いからだ。 9時半、いざ、スタート。 曇りの予報だったのが、陽射があって暑い。しかし、背に当る風が心地よい。 とりわけトンネルの中は、冷風が吹き抜けていて、汗を乾かしてくれる。さすが、速乾の新品ウェア、軽い。 この風が、復路の大敵になるとは、迂闊なことに、このときは思いもしなかった。 写真では、粟島が遠く写っているが、実際はもっと近くくっきりと見えた。名勝笹川流れの景色を楽しむ余裕も今年はあった。 途中の民宿玄関で、甥の子のTenちゃんが旗を振って応援していた。これはまったく想定外で、とりわけうれしかった。親戚の民宿に泊りがけで来ていたらしい。 快調すぎて、予定の6分を簡単に切りそうになる。5分40秒を切ると長く持たないことは、これまでの練習で分かっていたので、5分55秒前後に抑えながら走った。 これも、魔の風のなせるわざだとは、このとき思いもせずに、すべて自分の調子のよさだと思ってしまっていた。 とんでもない過信だった。 10kmを過ぎて折返点で1時間1分。予定通りのタイム、上々だ。 と思って復路に入ったとたん、強烈な向い風。 12kmを越えた辺りから、足が止まる。ちょっとの勾配で、もう走れない。トンネルの中は、まるで風洞実験室。こんなはずでは・・・なんだこりゃ・・・と、意気消沈。 完全にヘコタレタ。 |
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出発19分前 新調の晴着に着替えてやる気満々武者震い |
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9:30スタート 手を振ってみせる余裕 |
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絶好の晴天日 粟島がよく見えて景色を楽しむ余裕の往路 |
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泣きたい気持でフィニッシュ ゲートの真下に微かに写っていた |
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<スタートラインから1km毎のラップタイム> スタートロスは、ピストルが鳴ってから実際にスタートラインを越すまでのタイムで、 正式記録には加算されるが、実質タイムでは削除してある。
昨年の記録を5分縮めるどころか、逆に5分オーバー。 走り通せなくて、所々で歩いてしまったことが情けなくて、悔しくて、ガックリ、ションボリ。 月間200kmの走り込みが水の泡のようで、繰言、恨み節が口に出る。 そんな私に師匠Unqさんの言。 「マラソンだもの、こんなこともあるさ」 「月間200kmの走り込みがあったから2時間20分でゴールできたと思うべきだ」 この言葉を、素直に受け止めれるまで、2日2晩かかった。 たしかに、マラソンは自然相手。登山と同じ。雨の日、風の日、嵐の日、それをそのまま受け入れなければ成り立たない。 天地人の条件に巡り合えたとき自己ベストが出る。それは、むしろ天と地と人に感謝すべき事態なのだろう。己の努力だけだと思ったら、それは傲慢というものだ。 次は、6月5日の東根マラソン。好条件を祈り、今度こそ2時間6分切りを狙って、またまた練習を続ける。 阿賀北山岳会只管組は、あくまでもストイックなのだ。 |
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