綿野舞(watanobu)只管走記(ひたすらはしるのき) 2017
 
10月9日 フルマラソン半ラン半ウォで初完走
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新潟シティマラソン 記録 グロスタイム  6:10:49
ネットタイム  6:05:14
三度目の挑戦でようやくフルマラソン完走。前半は快調、後半は足が攣ってウォーキング。最後の5キロは何とか走り通して念願のゴールイン。5時間のつもりが6時間5分もかかってしまい、高揚感は薄い。ゴールの陸上競技場に辿り着いてとにかく安堵。完走証には、男子70歳以上の部63位、エントリー数が115名だからほぼ中間、ま、歳相応の記録か。これがスタート台、次から記録を縮めていく楽しみができたというものだ。それにしても、42キロは長く、ゴールは遠かった。
 渡辺伸栄watanobu
スタート会場のビックスワン。ここのトラックでウォーミングアップ、前を走るのは阿賀北山岳会只管組のUnqさんとYoumyさん。
 
8時から開会セレモニー。ゲストランナーの高橋尚子さんの挨拶。あまりに広く、あまりに大勢で実物本人がどこにいるのか分からない。
8時スタート。壇上に高橋尚子さんがいる、あそこがスタートライン。ピストルの音が聞こえてからそこに行くまで、なんと5分半もかかった。
万代橋を渡る。後ろのYoumyさんにスマホを渡して撮ってもらった。1時間走っても、まだこの余裕。気持ちよく走っているとキロ6分半ぐらいになっている。時計を見てはたびたびキロ7分前後に落としてセーブ。前半は、余裕たっぷりだったのだが・・・
 
万代橋を渡れば古町柾谷小路。このルートが新潟シティマラソン最大のウリ。このメーンストリートをランナーのために開放してくれるのだから、本当にありがたい。
 
スタートから6時間後、ゴール会場の陸上競技場に到着。ようやく辿り着いたという感じ。感激の瞬間を撮ろうと、少し前から、ウエストバックのスマホを出して走ってきたら、高橋尚子さんが立っていた。すかさず、握手。
感激のゴール。三度目の正直、過去2回失敗してようやくこのフィニッシュゲートをくぐることができた。それというのも制限時間が7時間に延長されたおかげであって、昨年までの5時間なら今回も完全にタイムアウト。それを思うと、高揚感は失せて、とにかく終わったという安堵感だけ。あれだけ歩いてしまうと、残るのは悔しい思い。でも、それが次へのバネになる。
 次へのための反省記
完走証の記録で、グロスタイムとネットタイムの差が5分35秒あった。これは、スタートの合図から実際にスタートラインを越えるまでのロスタイム。また、完走証には5キロ毎の通過タイムも記録されていた。それを計算した5キロ毎のラップと1キロ平均のラップが下の表。
キロ ロス 5 10 15 20 25 30 35 40 ゴール
5キロラップ 5:35 35:37 34:37 35:37 38:06 49:24 44:58 1:02:08 48:44 6:05:14
1キロ平均ラップ 7:07 6:55 7:07 7:37 9:53 9:00 12:16 9:45
21キロまではほぼ予定通り、キロ7分前後に抑えた。12キロからの「みなとトンネル」往復も復路の登りに8分42秒かかった以外は、7分を切って通過した。
ところが、22キロ付近、寄居浜の緩い上りがきつくてつい歩いてしまった。その後、25キロで足が攣り始め、歩く、走るの繰り返し。
31キロの関屋分水遊歩道路面のほんのわずかな凹凸に足を取られたとたん、両足が大痙攣。堪らず道端に座り込み薬を飲むやらマッサージで、大休止。何とか痙攣は収まったものの、そこからは、信濃川の土手をずーっと歩き。
時々走ってみるのだが、少し辛いとすぐに歩く。歩くのと走るのとでは、辛さがまるで違う。残り10キロを2時間で歩けば制限時間7時間にはギリギリ間に合う計算。前後には、同様の計算をしたのだろうか、ウォーカーの長蛇の列。走れなくとも歩くことはできる。キロ10分40秒の歩速で6キロほど歩いた。
37キロでトイレ、小用を足したら楽になった。残り5キロ、走り出したら何とかいけそう。並み居るウォーカーを追い越して前へ、前へ。沿道から「ナイスラン」などと声をかけられるとついいい気分になって、一度も歩かないでゴール会場のグラウンドに入場。
せめて残り10キロから走り出していれば6時間を切ることはできたのにと、がんばりのきかなかった自分が情けない。
原因を思うに、未経験事態への恐怖心がある。これは経験を積むことでカバーできる。経験でカバーできないのは、足の痙攣。予防策があるかどうか、今後の研究課題だ。
次のフルマラソンは、11月5日の五泉紅葉マラソン。制限時間は、今回より1時間短い6時間。完走すればフルの自己ベスト更新だ。だから、最初から7分半のペースで、歩かないこと。
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