綿野舞 watanobu 山歩紀行 2010.6.26 八海山地蔵岳
 標高1725m  新潟県南魚沼市    

千本桧小屋の先に、目指す地蔵岳(八海山八ツ峰の第一峰) 頂への登山道は裏側に回り込む

真下から見上げた地蔵岳
 
前年の五頭登山に引き続いて、この年は、中越に住む同期の仲間が、八海山登山を企画し案内してくれた。

安全を第一に、RWで上がって尾根を歩き、地蔵岳までのコース。
それなら楽な登山だろうと正直たかをくくっていたのだが、なかなかどうして、結構なアップダウンで、鎖場あり、急登ありで、足応え十分な山歩きではあった。

この前年にNHK大河ドラマで、主演の俳優が、毎回この地蔵岳の山頂に立つシーンがあって一段と有名になった山だということで、我らもその山頂に立って、年甲斐もなく主演俳優の気分に浸ったものだった。

八海山はその名の如く八ツの峰があり、地蔵岳が最初の峰、続いて不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳と続くのだが、不動岳の先はかなり険しいルートとのこと。更にその先は、越後三山の他の2山、中ノ岳と駒ケ岳に続くのだとか。
仲間の一人が若いときに縦走した話をしていた。今はとても無理とのこと。

別ルートからでも、せめて越後駒ケ岳には登ってみたいと思った。

そういえば、このときの山頂観望で、目の前の巻機山を教えてもらった。デーンと居座ったような大きな山で、魚沼人の山好人は必ず登っている山だと聞いて、この山にもいつか登ってみたいものだと思っていた。
その巻機山に、3年後の2013年に登ることができた。念ずれば通ずる。
越後駒も、遅からず実現するような気がしているが、さて。

6月後半のこの時期、高山植物が綺麗だった。
花に詳しいMurandoさんから、道々、沢山教わった。その都度、動画モードにして音声と共にカメラに収めたファイルがPCに保存されている。

中でも印象深かったのは、この花

なんとも慎ましやかな タテヤマリンドウ

そして色鮮やかだったのが、この花

ベニサラサドウダン


下山した夜は、温泉で懇親会、翌日は大河ドラマゆかりの地、雲洞庵と坂戸城址の見学。
前日の登山日和とは打って変わって、生憎の土砂降りとなったが、歴史マニアにはたまらない企画だった。
 
 
不動岳山頂に先回りして手を振るMurandoさん 
地蔵岳山頂からの眺望 

巻機山・・・この日から3年後の2013年7月28日登頂することになる山
登山の翌日・・・上杉景勝ゆかりの名刹「雲洞庵」にて   
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