綿野舞 watanobu 山歩紀行 2010.9.25~26 燧ケ岳
 標高2356m  福島県桧枝岐村    

「なべての頂に憩いあり」燧ケ岳山頂に憩う人々  眼下に尾瀬ヶ原 その向うに至仏山

尾瀬沼の草紅葉  池畔の三本の木が有名なのだとか
 
Haseさんの企画・案内で、憧れの尾瀬へ。長蔵小屋に泊まって、燧ケ岳に登るプラン。

夏がとうに過ぎて、紅葉が本格化する前のこの時期をあえて選んだ理由は、ただ一つ。宿の混雑と登山道の雑踏を避けるため。

目論見どおり、宿はスカスカ、木道のすれ違いもほとんどなし。
初めての尾瀬を静かに楽しむことができた。


2千メートル超の小屋泊登山は、前年の木曽駒に続いて2回目。
ではあるが、木曽駒は中束山の会主催のバスツアーで、仲間グループでの自家用車登山は、このときが初回。

晴天に恵まれて、高山の泊登山の魅力にすっかりとり込まれてしまった。
で、これ以降、どんどんエスカレートしていくことになる。


そういえば、事前にHaseさんから、「尾瀬では、山で焼肉など、誰もしませんから」と、太い釘を1本さされていたのだった。

登りも下りも、結構きつい道で、鉄板や肉など背負う余裕はまったくなかったから、事前に釘をさしてもらって助かった。

そんなきつい道を、Naruさんは結局運動靴で歩き通した。その上、行き来の車の運転もしてくれて、その体力に感心したものだったが、あれ以来、高い山には行こうとしないのは、内実そうとう・・・・だったのカナー?
かく言う私も、下山後数日足の痛みが引かなかった。

登りは長蔵小屋から長英新道を通ってミノブチ岳、マナイタグラへ登り、山頂シバヤスグラへピストン。
下りは、山頂からマナイタグラへ戻り、そこから御池へ直行のコース。
このルート、沢道の長いガレ場と熊沢田代、広沢田代の木道が結構足にこたえたようだ。


それはともあれ、木道の湿原は草紅葉が始っていて、道々、Yoko長老の植物学レクチャーも楽しかった。
一応撮るだけは撮ったというような写真がPCの中に残っている。
その中で、シラタマノキの実とワレモコウの実には、このとき以来、その後会っていないような気がする。

山ではすべて一期一会だ。

燧ケ岳中腹からの尾瀬沼  池畔左に昨晩泊った長蔵小屋
 

木道の下山路  熊沢田代だったか広沢田代だったか不明
 

池塘に映る草紅葉と流れる雲
 
     ― ページのTOPへ ―