綿野舞 watanobu 山歩紀行 2010.12.11 日本国
 標高555.4m  新潟県村上市    
 

麓にはまだ雪はなかったのだが、山頂への稜線には、既にこの雪

木々の梢に霜の花が咲いて、桜のようだと大喜び
  12月に入っても、まだ降雪はなかったので、ギリギリのチャンスだと、Haseさんが日本国登山を呼びかけてくれたのだった。

日本国は、結構名が知れ渡っている山だが、まだ一度も登ったことがなかった。

新潟市にいる知人などに、日本国に登ってきたよなどと言われると、地元近くにいながら、まだ行ったことがないと言うのは少し気恥ずかしく、いい山だったでしょうと応えるにためにも、ぜひ、登っておきたい山だった。


さすがに寒い朝で、木々の梢には霜の花が咲いていて、それが桜が咲いたようだと、Junjyさんは子どものように喜ぶ。
絵を描くだけあって、美的センスに優れた人だ。

前回の高坪山にはいなかったNaruさんも、このときは参加していた。
写真を見ると、よほど嬉しかったのか、よく笑っている。


麓にはまだ雪はきていなかったのだが、山腹を登り切って稜線に出ると雪道だった。

とにかく寒い。
食事を摂った覚えがない。写真もない。
入山が8時くらいで、下山は午後1時少し前だから、多分、食事は摂らなかったのではないだろうか。
寒くて、それどころではなかったのだと思う。
もちろん、山頂焼肉亭は、その準備すらしていかなかったと思う。
Yoko長老が、途中で厚手のポンチョをザックから取り出して羽織ったのが、どういうわけか、今も印象深く残っている。


山頂近くの稜線からは、遠くに白い山が見えた。月山だろう。当然のことながら真っ白。
あの山で紅葉に浸ったのが、1年前の9月。山には一つ一つ、思い出がある。


山頂からは粟島が見えた。日本海に浮かぶ粟島、これが日本国の売りの一つ。
荒天にならず、それを見れたのは幸いだった。

ともあれ、冬枯れの登山はこのときが初めてで、その後も、12月の山行はないのだから、いい経験をしたと思っている。

谷間から朝霧が立ち昇って、まさに冬景色
 

山頂稜線から垣間見えたのは、月山だろうか

山頂からは、粟島が見えた

とにかく、皆、よく笑う
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