綿野舞 watanobu 山歩紀行 2010.4.25 五頭山
 一の峰・標高910m  新潟県阿賀野市    
 
 
関川村公民館主催の村民健康登山に参加した。総勢50数名の賑やかな登山だった。Haseさんも一緒だった。


コースは、前年の五頭登山と同じ。
キャンプ場から三ノ峰に上がり、昼食後、そこにザックを置いて二ノ峰、一ノ峰と進み、時間が遅れ気味ということで、菱ヶ岳ルートの分岐点までで五頭山頂には行かず、そこから三ノ峰に戻り、四ノ峰、五ノ峰と周回してスキー場に下山したのだった。

登り始めの麓には、ほとんど雪はなく、ショウジョウバカマやイワウチワなど、早春の花が咲いていた。
それが、三ノ峰への尾根から残雪が厚くなり、昨年見た避難小屋が、厚い雪の下になっていたのには驚いた。

気温は低かったが、青空の下、真っ白い残雪のブナ林の中を歩く初めての雪上登山、実に気持ちのいいものだった。
タムシバの花も良かったし、何よりも、雪上に咲きこぼれるマンサクの花がよかった。
それに、遠くの真っ白な飯豊の峰。
残雪の山歩きが、こんなにもいいものだとは、知らない世界だった。言葉もないくらい魅せられた。


このときの先導は、今は亡きY氏。
古道を歩く会ではお世話になっていたが、村民登山でもたびたびお世話になった。
そして、最後にお世話になった村民登山も、2012年7月1日の五頭山だった。
「最早、歩き中気だね」というセリフと共に氏の笑顔を思い出す。
 
 
 
 
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