時雨日が続くこの時期、休日と好天のタイミングが合わなくて、しばらく山行きが途絶えていた。 ようやく本日、天気予報は満点。Haseさんと数日前から「どこにする?二王子は?五頭山は?」と、期待を高めて連絡を取り合っていたところ、 Kimiちゃんから五頭の積雪情報を聞いて、とたんに「無謀は止めよう。高坪でどうだ?」ということに。 もしかしたら今季最終となるかもしれないということで、のんびりと山頂で焼肉でもしようということに決定。 予想通りの絶好の登山日和。山からの眺望のすばらしいこと。 |
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中腹の展望台から新潟の向うに角田山 |
1時間ほどで山頂到着 |
山頂から水平線上の粟島 |
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実は前の日、鮭漁をしているY先輩から電話があって、「鮭が上がったけど、取りに来るか?」とのこと。「行きます、行きます」と二つ返事で飛んで行って、鮭を5尾も頂戴してきた。そこで、本日の焼肉は取りやめ、急遽、鮭のチャンチャン焼きに変更となった。 山頂は、ほとんど風はなく、暖かい日差しもある。 捕れたての三面川の鮭とMikiさん特製の豚汁、下界を見下ろしながらのなんとも贅沢な宴会となった。 |
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Y先輩からの鮭・前日の姿 |
その鮭の今日の姿・チャンチャン焼き |
大宴会・もちろんノンアルビアで |
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今回の登りのルートは、最短の蔵王コースをとった。 このコースからの眺望は、前面の日本海側が中心で、山頂でも、木の間を通して朝日連峰は少し見えるが、飯豊連峰は後ろ側にあって、まったく見えない。 そこで鮭も豚汁も食べ尽くした頃、宴会はお開きにして、来たコースとは反対の虚空蔵コースに向かう。 少し行くと、マイクロウェーブの反射塔があって、ここからの飯豊連峰は圧巻。 木々の間からは朝日連峰が輝いて見える。光兎山を前にして大朝日岳、西朝日岳、以東岳の白さが際立つ、麗姿としか言いようがない。 飯豊、朝日、ともに今年登った山、同じ山を見ても昨年までとは親しみがまったく違うように思える。 あそこに登った、あそこに立った、まさにオラが山。 |
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飯豊連峰・中央右方のピークが北股岳 |
正面に光兎山・その後ろ右端が大朝日岳 |
朝日連峰・以東岳 |
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左の小ピークは大境山 中央は朳差岳と右側に飯豊の峰々 右の山塊は二王子岳 二王子岳の左前方に風倉山と胎内スキー場 |
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左端白嶺が以東岳、その手前に鷲ヶ巣山 中央右に光兎山、その後ろ白く横たわる朝日連峰大朝日岳 右端の白嶺は祝瓶山 |
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関川盆地 左に湯蔵山 中央に若ぶなスキー場 右端に大境山 前面に鍬江沢川と河岸段丘の丘陵地帯 奥に大石川が平行している |
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虚空蔵コースで下山するつもりだったが、あまりにも好天で、このまま下山するのがもったいなく、荒島城コースへと足を伸ばすことにした。 虚空蔵コースから登る人は多く、この好天を逃してなるまいと多くの老若男女が登っていた。しかし、荒島城コースは、人通りもなく、ルートの整備も他よりは見劣りした。が、それだけに自然度は高く、ブナの木も大きく、熊の糞も所々に新しく、アップダウンも結構あって、という具合で歩くのは楽しかった。 途中、ここが荒島城かと思える山城の痕跡があった。大きく削られた掘り切りが2箇所ほど明瞭に見て取れた。斜面を削った切り落としや曲輪の跡とおぼしきものも見られた。本丸かと思える辺りでは段切りの跡らしきものも見えた。 下山してからは、林道を歩いてもとの駐車場まで、それほど時間もかからない。この荒島城コース、なかなか魅力的なルートである。 |
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荒島城コースのブナ林 |
手元のキノコ図鑑だと、タマゴタケ? |
下山の途中で |
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今回同行したJunjyさんもNaruさんも、踏み台昇降運動を始めたそうな。その上、これまで運動靴で通してきたNaruさん、今回登山靴を新調したという。来年の山歩きが、今から楽しみでならない。 いやいや、来年どころか、天候さえよければ、12月に入っても山を歩きたいと願っている。昨年は12月11日に日本国山に登っている。今年もできれば行きたいものだ。 さらにできれば、雪の低山を歩いてみようと、Haseさんとひそかに企んでいる。が、今日は生憎参加できなかったYoko長老からは、「そんなことよりスキーに行こう」という声も届いている。それもいいし、これもいいし、さあどうしよう?! |
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