人と交わり、草木と交わり、山気と交わる、そんな山歩きの楽しみを綴ってみた
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2012年5月9日 古道を歩く・蛇喰(ジャバミ)から河内へ

「せきかわ歴史とみちの館」主催「古道を歩く」シリーズ、本年第1回め
山村の山中には、現代のように車社会化する以前の古道が多数存在する
今は通る人とてない廃道
かつては、隣集落との往来で賑わい、嫁婿を迎える交流の道でもあった古道

そんな山中の古道を辿る物好きな一行
今回は旧女川村蛇喰(ジャバミ)集落から峠を越えて旧神林村河内集落まで

のーびりと山菜を採ったり、野の花を写真に撮ったり、春の山の空気を楽しんで
往時を偲んだ一日


旧女川村蛇喰集落・弘長寺脇から古道を辿る

大規模地滑りの跡、蛇喰集落は大蛇伝説発祥の地、「じゃ」は崩れの意とか

30分も歩くと峠に到着 標高160m 蛇喰集落から高低差100m 

オオバキスミレ 茎や葉柄が赤いとナエバキスミレと教わったが、さて? 

峠を下ると谷間の棚田跡 今は耕作放棄されて杉林
よくぞこんな山中まで耕したものと苦労が偲ばれる 

テッセンの原種(野生種)だと、同行の館長さんから教えてもらった
クレマチスより葉が丸い 花が見られなくて残念 地味な花だとか 

杉の木の根元の皮が剥がれている 熊が剥いだものだそうな 

ヤマヒル 吸い付かれた人もいた ミミズにそっくり Unqさん持参の薬効てきめん 

道なき道を探して、沢を渡る まるで探検隊

サワハコベか   帰ってから野草図鑑でやっと見つけた 

チゴユリ  この時期、いつ見ても楚々としていい感じ 

道なき道を探して、藪をこぐ   案内のYさんがいなければ到底無理な道中

わずかに残る古道の痕跡を辿って林間を進む 

タニギキョウか   これも帰ってから図鑑で見つけた

河内の谷田  周りの楢の木の新緑が柔らかい 

河内集落入口のお地蔵様の祠  峠を越えて入る厄災を防ぐためか 

河内神社 雲上佐一郎公伝説に関連する社のひとつ
社殿は北向き、越王神社と関連か? 単に集落を向いただけかも

古道の終点 旧神林村河内集落
平日の昼下がり のどかな田園風景の中に静まりかえっていた 
 
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山歩紀行