光兎山 966.3M 新潟県関川村
人と交わり、草木と交わり、山気と交わる、そんな山歩きの楽しみを綴ってみた
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2012年6月9日 ヒメサユリ咲く光兎山


 

毎年、ゴールデンウィークには新緑と残雪の光兎山に登っている。
今年は、その計画が悪天候のため2度も流れ、
結局、麓の中束(なかまるけ)集落の実行委員会が企画した今日のヒメサユリ鑑賞登山が今季初めての光兎山行となった。
自称「光」兎山を愛する会の会長であるHaseさんは、前日から電話で天候を気にしていた。
そのHaseさんの心配どおりの雲行きとなって、
登りはじめから小雨がぱらつき、稜線上は横殴りの雨風、山頂では震えながらの昼食となった。

そんな天候でも、ヒメサユリは見事に咲いていた。
昨年6月4日のこの会では、まだ固い蕾だったが、今年は大成功。まさに見ごろのときにあたった。
光兎山の稜線で見るヒメサユリは格別のような気がする。
いかに風雨に晒されても、咲くときには咲く! その屹然とした姿勢が清々しい、実にいい花だ。

必ずしも好天には恵まれなかったが、30名ほどの団体登山、笑い声が絶えず賑やかで楽しい登山となった。
下山してからの暖かい豚汁・お握りもおいしかった。中束集落の実行委員会の皆さんに感謝だ。

光兎山はアップダウンの大きい山で、山頂まで越えていく峰が、虚空蔵峰、観音峰、雷峰、ヨ平戻しの頭と四つもある。
休憩も含めて7時間半ほどのこのコースを歩ききると、その年一年の登山に自信をもつことができる。
その上、光兎神社のお守りもいただいて、今年も一年安全に無事な登山ができますようにと神のご加護をいただける。
このお守りをリュックにつけて、いよいよ夏山登山シーズンの開幕だ。


麓の中束集落入口からの光兎山 手前は虚空蔵峰(奥山) 

観音峰からの光兎山 手前は雷峰

雷峰の手前で さっそくヒメサユリのお出迎え

谷間に俯くヒメサユリ 

 雨に濡れるヒメサユリ、向うは光兎山頂

 ヒメサユリの山径

ヒメサユリの彼方、山頂へ向う人々 

四輪のヒメサユリ 

ヤマツツジ ワタシモハナヨ、ヒメサユリダケミテナイデ

ガクウラジロヨウラク  ワレモハナナリ 

イワナシ 花は終わってすでに実 

 大木の切り株に泰然と立つキノコ

ブナの幹に寄生した? 

行儀よく並んだギンリョウソウ 
 
ブナの幹を伝う雨水とそれを貯める木の俣の窪み

 ブナ林の梢を鳴らす風

山頂の賑わい 傘をさす人もいて

山頂でいつもの記念写真
 
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山歩紀行