菱ヶ岳973.5M 五頭山912.5M 稜線最高点981M 新潟県阿賀野市
人と交わり、草木と交わり、山気と交わる、そんな山歩きの楽しみを綴ってみた
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2012年7月1日 菱ヶ岳~五頭山 夏、再びの稜線歩き



 関川村公民館主催の健康登山、参加者は老若男女30名、二万五千歩の山歩きを難なく完歩する健脚者ぞろい
 当初の計画は松平山からの周回だったが登山口までの道路が一部通行止めとかで、菱ヶ岳からの周回に変更となり、
 下山路こそ赤安山経由だが、ほとんど4月の雪山登山と同一のルートとなった
 お陰で、冬山と夏山の違いを如実に実感させられた
 象徴的なのは菱ヶ岳山頂、夏山は周囲が藪で展望がほとんど効かない
 360度の展望ができた、あの冬山の山頂の面影は全くない、ここがホントに菱ヶ岳か?と唸ってしまった、まるで別の山
 見上げれば、3、4メートルほど上に木々の梢がある
 あそこを歩いていたのだと思うと、何か、空中散歩でもしたかのような妙な気分になる
 あれだけの厚さの雪が、2ヵ月半の間にすべて融けてなくなったのだから、不思議というか、当たり前というか
 いやはや、すごいもんだ
 路傍には、高山植物というほどではないが、さまざまな野の花が咲いていて、それなりに楽しかったし
 少し離れて横たわる飯豊連峰は、相変わらず、まだ来ないのかと誘っているように見えて、やっぱりワクワクとさせる山だった
 

コメツツジ・・日本海側特有のオオコメツツジなら
花びらは4枚で葉に毛がないとか(図鑑で)

崩れ落ちそうな雪の壁を這い登った杉鼻は、
夏道は、その壁を避ける迂回路だった 

ヤマホトトギス・・・衆議の結果、実ではなく蕾だ
ということになった

菱ヶ岳山頂のクルマバナ・・・千メートル近いから
ミヤマクルマバナかとも思うが花期が少し早い 
 
新発田の海岸の海上に島が浮かんでいて、
粟島だ、いや佐渡だとカンカンガクガク、さて

ヨツバムグラ・・・一昨々年、五頭でMurandoさん
に教えてもらってまだ覚えていた、それが驚き!!

遠くに御神楽岳、まだ登っていない山、一度は
登ってみたい東蒲原の山 

クルマバナの群落・・・手元の図鑑だと、クルマバ
ナの花期は6~7月、ミヤマクルマバナ8月とある 

サワハコベ・・・花びらが付け根まで裂けたのは
ウシハコベ(Honjunさん、訂正です) 

遠くに飯豊連峰・・・向って左の端に朳差岳と鋒立峰、中央に北股岳、右端に雲がかかって大日岳
飯豊連峰の手前の山・・・向って左に二王子岳、中央に焼峰山、右端に蒜場山 

岩崖のユリをズームで撮った、海岸でもないのに
イワユリかと論議、wikipediaではヤマスカシユリと

ここは、雪山では雪庇が大きく張り出した
雪崩の巣だったところ 

サワハコベ・・・咲き終りかかった花
別の花かと思ってピントを合わせた

エンレイソウ・・・花が終わって実をつけている 
 
こちらはツクバネソウ・・・どこか似ている

竹の花・・・笹の花もたくさん咲いていた 

タニギキョウ・・・小さな小さな花 

トチバニンジン・・・赤い実は良く見るのだが 

一の峰から振り返る菱ヶ岳・・・長い長い稜線 

あちらは五頭山頂・・・今回も寄らずに素通り 

一の峰で山頂記念写真 

三の峰から・・・海上に浮かぶ島は、やっぱり粟島 

遠く右に白山、左に粟ヶ岳・・・ここも
まだ登っていない、行ってみたい山 

三の峰を下る、眼下に越後平野、遠くに
新津丘陵その先かすかに弥彦山・角田山 
 
五頭の花旅、最後の締めは・・・エゾアジサイ
ちょうど雨粒も落ちてきた
 
Honjunさんが、熱心に路傍の花を探しては、名前を尋ねてくれた
最近、植物学者のYoko長老が山行きに参加できなく、やむなく師範代?を勤めているが、にわか勉強で、ときどき記憶違いを起こす
サワハコベも、「花びらの切込みが浅いのがハコベで、付け根まで切り込んだのがサワハコベ」などと間違って伝えてしまった
そうではなくて、ハコベは切り込み部がやや丸みを帯びて柔らかく、サワハコベはそこが鋭いようだし、付け根まで切込みがあるのはウシハコベだった
Honjunさん、訂正します
それから、写真に撮らなかったが、つぼみが葉の裏の付け根からぶら下がったようになっていたのは
ホウチャクソウではないかといったものの、どうやら花の付き方からタケシマランのようだ
つぼみなので、タケシマランの花の特徴がまだ出ていなかったのだと思う

Unqさんが言っていたコケイランピントが全く合っていなかったので、恐る恐る末尾に
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山歩紀行