山歩紀行

木曽駒ケ岳  2956M   長野県  
人と交わり、草木と交わり、山気と交わる、そんな山歩きの楽しみを綴ってみた
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2012年8月3日 木曽駒ケ岳  山頂360度の大展望


 
 3年前、山心に火をつけてもらった山
 あの時は、物凄い雨に見舞われて不安が先に立ち、いったいどのような山なのか、皆目見当がつかなかった
 とにかく、初めてほぼ3000mのすごい山に登ったという観念だけが残った
 いつか、晴天のときに登り直してみたいと思っていたが
 今回、Margoを迎えに行く途中の立ち寄り登山で、すばらしい晴天の日に3年来の思いを果たすことができた
 
 木曽駒山頂360度大展望、スリル満点の宝剣岳岩登り、さすがは中央アルプスの主峰だけのことはあった
 富士山に南アルプス、穂高連峰・槍ヶ岳、乗鞍、御嶽などなど、ひさびさに大展望を楽しめた
 それに、晴天だけあって、花々がまた一段と咲き誇り、輝いていた
 大満足の今季初単独行だった
 もっとも付き添いのOkkaaが、千畳敷カールで花を眺めて当方の下山を待ってはいたが

 それにしても、悪天の山と好天の山と、こうも違うのかと改めて思い知らされた
 天国と地獄、全くの別の山の感がする
 そのことを身をもって実感させてもらえた山、木曽駒、うわさに違わぬすばらしい山だった

朝一のRWの中から富士が見えて、出だしから感動
中央右に富士、その左に間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒などの峰々

雲海の彼方、右端に富士、左端が北岳 どれも登ってみたい山
RW千畳敷駅 2612mから

千畳敷カールから これから向う八丁坂、宝剣岳 

千畳敷カール チングルマ、イワカガミ・・・咲き乱れるお花畑 

クロユリ 朝8時の陽の中で もうこんなに開いている 

ミヤマキンポウゲ その上空にそびえたつ宝剣岳 
 
オオヒョウタンボク 去年の西穂高で瓢箪の形をした赤い実を見た

千畳敷カールの剣ヶ池 雲海の向うに富士山 

タカネグンナイフウロ この花には初めて出会った 
 
八丁坂を登る

シナノキンバイ 八丁坂で

ハクサンイチゲの咲き誇る中を登る 

キバナノコマノツメ この花の実物は初めて 

イワツメクサ 去年の西穂以来の出会い 

チシマギキョウ 

ウサギギク 
 
浄土乗越からの富士

コマクサ 少し色がさめているが 登山で見たのは初めて 

中岳山頂  2925m

木曽駒山頂から 下は木曽小屋  遠くに御嶽山 

 木曽駒山頂2956m

3年前、同じ場所で 

木曽駒山頂から 左方に乗鞍岳 右方に穂高連峰 

右の端に槍ヶ岳が見えた 来週Haseさんたちが登る 

ミヤマリンドウ 中岳巻道で 

コマウスユキソウ 中岳巻道で 

ミヤマダイコンソウ 中岳巻道で 
 
ミヤマダイコンソウとイワツメクサ
 
ミヤマシオガマ 花も終り 

中岳巻道のオーバーハング
 
右・天狗岩 左・宝剣岳

 宝剣岳にクライミング

宝剣岳 岩登り 

宝剣岳山頂 2931m 
 
八丁坂下りで シナノキンバイ 

八丁坂から見下ろすミヤマキンポウゲと千畳敷カール
 
アオノツガザクラ 千畳敷カールに降りて

ヨツバシオガマ 千畳敷カールで
  
クロユリ 千畳敷カール剣ヶ池付近

まさに絵葉書  

剣ヶ池
 
剣ヶ池付近 チングルマの穂とミヤマリンドウ

千畳敷をうろついて時間を過ごしたOkkaaも、高山の植物、風景、空気を満喫したらしい
普段履きの靴と気楽な服装で八丁坂を登る人もたくさんいた
これは好ましいことではないが
2500mを越す浄土乗越でじゃんけん鬼ごっこをする父子の姿は好ましかったし
こわごわと宝剣の岩肌にしがみつく若いカップルもほほえましかった
さまざまな形で山に親しみ山で楽しむ人々がいる
木曽駒のように安全策が比較的行き届いた山では、そういう人々が増えていることは喜ばしいことだと思う
ただし、天候の判断だけは誤らないように、これが絶対条件だ 
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