急に決まった祝瓶登山。

Junjyさんがずっと以前に行ったことがあって、昨秋から是非案内したいと言っていた山。

この日の二日前、二人で、飯豊石転びに備えてアイゼンを買いに行った帰りの車中、あさっては天気は絶好のようだし、行ってみますかということで急遽決まった。

Haseさんも、ならばということで、いつもの三人組。前の日の飲み会も早々に切上げて。


天気を見て山行きを決めるのが一番。この日は、前日までの雨が上がって、空気爽やか、小国盆地の霧も山の靄も、どんどん上がっていく。

頂上について食事を摂る間にも、遠方の山々がくっきりと見え出して、会津磐梯山、吾妻連峰、蔵王連峰が見えてきた。鷲ヶ巣山、光兎山、頭巾山の雲も晴れて後ろ姿がくっきり。そして、飯豊連峰、霞んで見えていたのが、昼近くになると雄大な姿をはっきりと表した。
まさに360度の展望台。


それにしても、いつも一緒だったタマがいないのが唯一寂しい。
Haseさん曰く、今日も行けるものと思ったらしく、朝から嬉々としていたとか。すっかり山ドッグになったのに、かわいそうにと、Haseさんへ非難の目。
が、登山口のあの一本吊橋はタマには無理だったろうということで、結論は連れて来ないでよかったで落着。なにせ、ご主人様がやっと渡ったくらいの怖い怖い橋だったから。


タマがいないと被写体が一つ足りないようで、カメラの構図とりには弱った。代わりに、山の花をいれてせっせとシャッターを切ってみた。
花とタマと、どっちが山の前景に合うか、どうもタマのような気がしてならない。山に似合う犬だ。


目の前に大朝日岳がでんと聳えていて、今年は来るかいと問いかけていた。一昨年、大朝日岳、去年、以東岳、今年、祝瓶で、朝日連峰の中心と両脇を登ったことになる。大朝日、今年も行きたいのだが・・・今のところ、予定がびっしり。何せ、行ってみたい山が、山ほどあって・・・・。
人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを綴ってみました
山歩紀行 2013

                 西穂山荘 2011.8.28撮影
 
2013年5月31日 朝日連峰・祝瓶山 360度の展望台
                 祝瓶山 1417.0m 山形県小国町・長井市

一の塔(1239m)に立って、アズマシャクナゲの向うに朝日連峰を望む

登山口にて
朝靄の中に一本吊橋が見えてややたじろぎ気味の二人

五葉松の落ち葉道、フカフカの柔らかい道を行く

ヤマツツジの花の向うに
 早くも朝日連峰・大朝日岳が現れて

タムシバの花の向うにも朝日連峰
 一の塔を越えた稜線で

祝瓶山頂までは、コブを3つ4つ越えていく

タカネザクラの咲きこぼれる祝瓶の稜線

山頂間近、気を緩める二人

祝瓶山頂から、遠く磐梯山を望む

タカネザクラの向うに飯豊連峰、山頂直下の斜面から
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