長峰山 197.1m 杉王山 196.0m 新潟県関川村
2013年1月21日 里山スノーシューハイク



杉王山への峰に登りつくとここだけ展望が効く  朴坂山と貝付の狭戸

昨春に登って膝激痛を味わった大平山



先日、山の仲間の新年会があって、そこでの話。
Junjyさんは、家の裏の里山を歩いて春の登山に備えているとか。

見習って当方もと、近くの里山へ出かけた。

陽も射してきたし、雪の里山歩きには最適の日となってきた。

写真を撮りながらの午前2時間半ほど、何とも気持ちのいい汗をかいた。

この爽やかさは、踏み台昇降運動だけでは味わえない。




スノーシューは、なかなかいいあんばいです。
今日くらいに新雪が締まると、殆ど沈まない。
ブッシュの上の雪面を歩いてもぬかることがない。
カンジキだと多分こうはいかないでしょう。
ちょうど子どもの頃に履いていたスキーを思い出します。
靴のつま先をベルトの中にさして、踵を後ろのベルトで締める。
歩くときは踵だけは板から離れる。
だから歩きやすい。
全く同じ仕掛けです。
そういえば、子どもの頃は、そのスキーを履いて上級生に引連れられてよく山の中で遊んだものでした。
幾つになってもやってることはあまり変わりがないようです。
だんだん元に戻っていくのでしょうか。
食べ物なんかもそうみたいですね。
いい忘れましたが、スキーと違って絶対に滑りません。
何せ板の裏側にはギザギザの爪がついているのですから、そこだけは全く異なります。


ところで、上関城四百年物語を綴っていることもあって、今日の山歩きは、長峰山上に上関城の山城を探すことも目的の一つでした。
これまでの探索でもそれらしい跡は見ていませんし、専門の先生に伺っても山城の痕跡はないとのことですが、雪のある時には、葉の茂った時には見られないものが見えることもあるし、普段は藪で行けない箇所も雪の上なら行けるようになるので、注意してあちこち見ながら歩いてみました。
しかし、やっぱりそれらしい箇所は見られませんでした。
長い峰筋がどこも掘り切られていないし、段切りされた斜面なども見当たりません。

上関城には山城はなかった、いや、むしろ不要だったというのが、今のところの私の推論です。
詳しくは、上関城四百年物語に近々掲載の予定です。ぜひ、お読みください。

ただし、上関城に付属する山城は不要でも、中世争乱期の上関村の住民が非常時に避難する「村の城」はあって当然と思われるのですが、それがどこか、中世の上関の領域からすればもう少し荒川・大石川の上流部かもしれません。
これからも機会を作って探索してみたいと思っています。

正面、沢集落の後ろに
沢氏の山城とも垂水氏の山城ともいわれる山

先導者がいた
兎の足跡を今回は撮れた
絞りの加減と露出補正でなんとか前回の失敗を免れたようだが
どの画像も薄暗くなってしまって
まだまだ中々難しい 

林の中にときどき陽も射して
木立の陰が、気持ちいい
誰もいない、人も獣も

昨日午後、Mikiさんと滑っていたわかぶな高原スキー場
昨日のスキー場は、近年めずらしいくらい混んでいた
スキー人口が増えているのか、嬉しいことだ

長い峰の上に山路が続く
踏み跡のない雪の上を歩くのは、とにかくいい気持ち

振り返れば、自分の足跡だけ
麓は、だいぶ下に 

 遠くに大境山 去年登った山 右端に立烏帽子

峰の途中に送電線の鉄塔があって藪が刈り払われている、雪原 
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山歩紀行 2013

西穂山荘 2011.8.28撮影
人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを綴ってみました