先週に引き続いて、関川歴史館主催の行事に参加。
「古道を歩く会」、今回は、村上市の旧朝日村蒲萄集落から旧山北町大沢集落まで約7kmの山道を歩く。

初めは旧国道7号線に沿って車道を歩く。車道といっても、今は殆ど車は通らない。
旧国道の蒲萄峠は、名にし負う難所。この九十九折れの道をトラックで往来するのはさぞかし難儀だったろう。

標高260mの峠を越えると道はなだらかに下り、やがて漆山神社に出る。
別名、矢葺明神ともいわれるこの神社、八幡太郎義家に関わる伝説をもつ。
この神社の境内に聳え立つ明神岩がすごい。高さ約50mとのこと、巨大な岩の塔。その岩壁に太い蔓が這い上がっている。標示看板には、ツルデマリとある。
なんとも唖然とする光景で、その凄さをカメラに収めようとするのだが、デジカメと当方の技術では、どうにも収めかねた。
何枚も何枚もシャッターを切ったのだが、帰宅して、どの画像を見ても、現地の状況は表現されていない。
ここの凄さは、行って見なければ分からない、ということだ。

この神社から少し行くと、車道から分かれて、本当の古道に入る。大沢峠への道。
「日本の歩きたくなる道500選」にも入った道だとのこと。
「芭蕉が歩いた石畳」の標示もあった。
芭蕉も曽良も、吉田松陰も、秋田の殿様も、荷駄の馬も、それを引いた馬子も、有名無名数々の旅人が馬が踏締めた石畳、それが今も苔生して残っている。

山城もそうだが、山中にだけ幾百年経た痕跡が明瞭に残る。近代文明から取り残された幸運が、山中にある。

道々は、歴史探索というより、自然探索会。今回も博識の講師から草木の名前など、たくさん教えてもらった。さて、いくつ覚えていられるか、それが問題だ。
人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを綴ってみました
山歩紀行 2013

                 西穂山荘 2011.8.28撮影
  2013年6月27日古道を歩く・・・旧出羽街道は芭蕉の道
             旧出羽街道  新潟県村上市の蒲萄から大沢へ

旧出羽街道大沢峠の石畳道を行く

旧国道7号線から見る蒲萄集落と蒲萄スキー場

シナ布の原料にする木、オオバボダイジュが本名だとか
 
漆山神社(矢葺明神)と明神岩、この岩の絶壁がすごい

北中にある芭蕉公園
友人のTomoさんの地所だという、昼食の場にさせてもらった

 
ウリノキ 開いた花の形に特徴がある       キブシ  春先の花は賑やかだが
 
ママコノシリヌグイ                   カメバノヒキオコシ 苦い気つけ薬
 とは今は言わないで、トゲソ
 
ヤマアジサイorガクアジサイ どっち?      ウツギ別名卯の花 これを垣根にした?
  
サンカヨウ                       キイチゴ   黄色の苺 or 木の苺 どっち?
実の色はブルーベリー、Anqさんの勧めで食べてみた
  
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