1年間山歩きを休んだYoko長老の足慣らし。にしては、結構なコースを選んだもの。設定したのは、Yoko長老自身。

驚いた。何の苦もなさそうに、願文山の急斜面をショコショコ登る。
村上のお城山で一ヶ月訓練したとか。
84歳、とにかくすごい。
なんとしてでも復帰するのだという、その前向きの姿勢に、ひたすら敬服脱帽。ほかに言葉を知らない。

Yoko博士の路々の植物講座が2年ぶりに復活した。これが、何とも嬉しい。
久しぶりに録音機付きのデジカメを取り出して、画像を撮っては、その上に吹き込む。これが講座のメモ代わり。吹き込んだ後は、せっせと忘れる。忘れないとすぐに頭が満杯になる。復習は、帰ってからのお楽しみ。

Yoko長老の休養中、不肖私めが助手を勤めていたものの、もう限界。そろそろ仕込み直さなくては思っていたところ、本当にありがたい。
櫛形山脈の縦走路には、オオバキスミレが群生していた。一面まっ黄色。
見ると茎の赤いのも多い。茎の赤いのはナエバキスミレなどと覚えていたが、今回、大間違いであることが分かった。
茎の分岐の小さなコブの有無で見分けるのだと改めて教えていただいた。
ことほどさように、付け焼刃は危ない危ない。

天気予報どおり、下山間近になって小雨が来たものの、無事下山。
Yoko長老ひとこと曰く
「やっぱり山はきもちいいねぇ。クサクサしていたのがスカッとしたぜぇ。」と、タバコをプカリ。

同行のHaseさんもJunjyさんも、もちろん小生も、大きくうなずいて同感同感。

タバコを吸っても息切れ一つしないYoko長老、恐れ入りやした。次はどこにいたしやしょう。
人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを綴ってみました
山歩紀行 2013

                 西穂山荘 2011.8.28撮影
 
 
  2013年5月6日 願文山から大峰山経由で法印瀑へ周回
      大峰山 399.5m(櫛形山脈周回路最高点501m)新潟県新発田市

日本一小さい山脈・櫛形山脈は、パステルカラーに彩られて春の紅葉真っ盛り

ここからは、Yoko博士の植物講座から
画像がきれいに撮れたものだけ

トキワイカリソウ 冬も葉が枯れない
 ざらにあるのはキバナイカリソウ

ナガハシスミレ別名テングスミレ
 由来は真横から見れば一目瞭然

エドツリバナ
 エドかエゾか、聞き取るのにひと苦労

ユキツバキ
 ヤブツバキとの見分け方は
 シベの切れ込み具合で見る

ヤマエンゴサク
 エゾエンゴサクとの違いは
 タネの包まれ方で見るとか

ミヤマガマズミ
 ガミズミとの違いは、葉に毛がないこと

ヒメアオキ雄株シベが四つ 雌花は一つ
以下は、自分でも分かった花の中で、比較的うまく撮れた花
エンレイソウ 独舞
ヒトリシズカ 群舞
サンカヨウ 谷間の女王
  最後に、法印瀑の水しぶき

大峰山は、2年前のこの時期に、息子とOkkaaの3人で来た山。家族登山はあれが初めてで終り。
大峰の展望台は、大勢のファミリーで賑わっていた。気軽に山を楽しめるいい山だ。
それに、花の種類も数も豊富で、谷あり滝あり、長い縦走路あり、中々奥深い山。
Murandoさんご夫妻がよく来る理由も分かったような気がしてきた。

さて、今回登った願文山は、承久3(1221)年の承久の乱で越後京方・酒匂家賢(さこういえかた)一党挙兵の地。
その供養塔や墓碑が立っている。越後承久の乱については、こちらの上関城四百年物語も参照ください。

  
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