槍の穂先3180m '13.8.2 |
山歩紀行 2014 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを綴ってみました |
飯豊・石転び沢雪渓 '13.6.16 |
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2014年4月10日 山城探索 鳥屋ノ峰城址 | ||||
鳥屋ノ峰城址 276.7m 新潟県新発田市 | ||||
11:13 滝城本丸を越えて、尾根筋を掘り割った空堀の急斜面を下る山城探索隊 |
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<今回のコース> 10:10加地春綱公墓所-(バスで移動)-10:40滝城登山口-11:00滝城址-(途中で昼食)-13:00鳥屋ノ峰城址-14:00箱岩峠-14:10七曲城址-14:25箱岩峠 |
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登山道に入るとすぐナガハシスミレの出迎え、別名テングスミレ |
「せきかわ歴史とみちの館」(通称:歴史館)主催の「春の史跡巡り」に参加しました。 日本一小さい山脈として有名な櫛形山脈の南端・菅谷地区の尾根上に残る山城跡の探索が主目的です。 南端の要害山にある加地城址には昨年、探索会で行きましたし、菅谷のお不動様裏手の菅谷城址には、2010年に探索会で行っています。 今回は、加地城と菅谷城を結ぶ尾根上にある山城跡を探索します。ただし、麓城址は時間の関係で割愛でした。 講師は、小林弘 先生 先ずは、加治川支所の前で、七社の謂れを聞いた後、麓集落へ移動。 要害山の懐深くにお墓沢という沢があり、その奥に、加地春綱公の墓所を訪ねました。 墓石には明治38年建立と刻まれてあります。 鎌倉時代の加地荘地頭として名門の加地氏は、上杉景勝の時代、春綱の子の代に没落したとのこと、昔日を偲んでの墓石でしょうか。 バスで移動して、滝城址への登り口から、いよいよ山歩きの開始です。 標高131mのピークに滝城址があります。そこから鳥屋ノ峰城址までの尾根道歩きが、本日のハイライト。 あいにく寒冷前線の通過のため山中小雨がぱらつきましたが、大降りにはならず、雨具で十分しのぐことができました。 低山の里山歩きですが、結構アップダウンがあって、変化に富んでいます。 その上、早春の花々が次々と出迎えてくれて、目を楽しませてくれます。 こんなに花が咲いてるのだったら一眼レフをもってくるべきだったと悔やまれました。 完全オートのデジカメではイマイチ焦点が定まらないような、画面の深まりに欠けるような、物足りない気がしています。 山城探索というと、どうしても藪こぎになることが多いもので、小型のデジカメにしたのですが、道はきれいに整備されていて、藪こぎ箇所はほとんど皆無でした。 整備された尾根道は、春秋の里山歩きには最適のコースのようです。もしかすると雪道を楽しんでいる人も少なくないのではないかと見ました。 これで晴れていたら、結構遠望が利き、眼下に菅谷の盆地や反対側には越後平野、日本海が見えて、多分、なかなかのロケーションでしょう。 曇っていても、小雨でも、実に気持ちのいい山歩きの場でした。 肝心の山城探索ですが、そこここに尾根を断ち切った空堀があり、また切岸に曲輪なども見られ、山城址を確かめることができました。 専門好事家の皆さんは、こういう山中に人工の掘り痕などを見つけ、山城を発見することに喜びを見出しているようなのですが、素人歴史マニアの私などは、その城で展開された人間ドラマに興味があります。 その点から言うと、本日探索の山城は城主・城歴不詳ということで、伝承も含めて合致する記録類はなく、ただひっそりと山の中に眠る城跡ということになるようです。 村々に城ありと言われるように、いわゆる村の城、つまり農民の避難用の城なのかもしれませんし、あるいは、加地城と繋がった一連の構築物としての城なのかもしれません。 直感的には後者のような気がして眺めてきました。 なお、本日割愛した麓城の方には、城主は加地彦三郎との伝承があるとのことで、この人は、天正8年加地城落城後没したとのことでした。 加地城落城の合戦では、本日探索した山城も防衛線として位置づけられたのではないでしょうか。 「古城」の一節が思い起こされます。 歴史に浸り、山道に浸り、早春の花に浸る、一挙三得の山城探索会でした。 |
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尾根道には、イワウチワが見ごろ |
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シュンランに見送られつつ、尾根道を進む |
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タムシバも咲き綻んで |
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タムシバの先に霞むのは菅谷小学校 |
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マンサクの花の下を進む |
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イワウチワの群れ咲く尾根道 |
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自然の造形の妙 |
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山城の空堀を急ぎ飛び越える人 |
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城跡に咲き誇るイワウチワ |
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オオカメノキ 別名ムシカリ |
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特等席に陣取ったショウジョウバカマ |
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山桜咲く箱岩峠の道を行く |
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山桜は、早春の山の喜び |
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ユキツバキ ヤブツバキだろーなんて、無粋なことは言わないで |
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モミジイチゴの花も今が盛り |
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