槍の穂先3180m '13.8.2 |
山歩紀行 2014 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを綴ってみました |
飯豊・石転び沢雪渓 '13.6.16 |
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2014年6月22日 ヒメサユリ群れ咲く粟ヶ岳 | ||||
粟ヶ岳 1292.6m 新潟県加茂市・三条市 | ||||
11:37 山頂間近の稜線で、ガレ場の斜面に這いつくばって見上げた捨身?の一枚です |
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<本日のコース> 7:08貯水池脇駐車場発-8:06三合目-8:56大栃平-9:33鎖場-9:45粟庭の頭-10:16砥沢峰避難小屋-11:54山頂12:30-13:30避難小屋14:10-16:10一合目登山口に下山 |
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花園で激写 |
登山気象情報では、この日の午後からは三段階のAと出ていたのですが、予報は大きく外れ、時どきは止むものの、ほぼ一日中雨。 久しぶりにしとどに濡れた山歩きとなりましたが、粟ヶ岳の見事なヒメサユリに出会えれば、雨も一向に苦にはなりません。 それはそれは見事な見事なヒメサユリでした。 一株でも一輪でも、ヒメサユリは惹き付けられる花ですが、それが、粟ヶ岳では、登山道に沿って列をなして群れ咲いていたのです。 場数を踏んでいるIke会長さんもUnqさんも、これには感歎の声。 ましてやその他の我々メンバーは声もありません。大感激です。 どうしたらこの感激感動を写真で伝えることができるか、自信がありません。 群落ではなく、登山道に沿って、ずっと群生が続いているのです。 想像をたくましくしていただくほかないかもしれません。 午後の避難小屋で一緒になった地元の方の話では、毎年増えてきていて、今年は一段と多いということでした。 事前予報がAでなかったら、Unqさんは恐らく別の山にしていたことでしょう。 例えば1週間後に来たら、恐らくこの盛りの花たちには会えなかったでしょう。 山はいつも一期一会です。 この日のこの山の奇遇に感謝感謝の一同でした。 それにしても、ヒメサユリは見かけによらず、したたかな花です。 人間が薙ぎ払った登山道、日当たりの良いその場所を選んで群れているのですから。 言ってみれば、人間を利用して生きている花。 可憐なその姿には、したたかな生きる力が秘められているのでした。 あだや可憐さだけに目を奪われないように、そのしたたかな生存戦略にこそ敬服すべし、です。 そういえば、その色の濃淡、濃い赤から淡いピンクまで、様々に魅せる色合い、鮮やかな艶やかさ、それらの一つ一つにも入念に計算された、したたか過ぎるほどの戦略があるに違いありません。 ヒメサユリは、なかなか奥深い花です。 そんな姫様のお姿を、御供の花たちとともにどうぞご覧ください。 この日の山行の様子は、YouTubeにスライド画像でUPしてありますので、数々のヒメサユリも含めて、どうぞご覧ください。 →こちら 山頂で小雨模様の中、昼食にしようとした矢先、先刻からの遠雷が近づいたようで稲妻が光りだし、あわてて荷をザックに詰込んで下山。 1時間ほど下って、避難小屋へ入り、そこで改めて昼食会。 小屋の屋根がリズムを奏でるほどの降りの中を下山。 ザックの中も靴の中もビショビショ。汗だか雨だか判別不能状態で、カッパの中の身体もビッショリ。 無風で暖かいので、濡れた身もそれほど気にはならなかったものの、ここのところずっと、たいした雨にあわずに来たせいもあって、雨対策、防水対策の不十分さを深く反省した次第。 山はいつも油断大敵です。 |
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一人入替わってまた激写 |
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濃い赤系 |
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淡いピンク系 |
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後方幽かに粟ヶ岳山頂 |
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草原の風車 |
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後ろに山頂の鐘 |
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サラサドウダン |
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ミヤマカラマツ |
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ウラジロヨウラク |
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オオバスノキ (Murandoさんからメールあり、ありがとうございました) |
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