槍の穂先3180m '13.8.2 |
山歩紀行 2014 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを綴ってみました |
飯豊・石転び沢雪渓 '13.6.16 |
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2014年9月23日 栗駒山 錦秋は北の山からやってくる | ||||
栗駒山 1626.5m 岩手県一関市・宮城県栗原市 | ||||
10:56 天狗平から栗駒山頂への稜線を辿る登山人たち |
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<この日のコース> 9:00 須川温泉駐車場発-9:20 名残ヶ原-9:53 昭和湖-10:36 天狗平-10:48 天狗岩-11:00 栗駒山山頂 12:10-12:49 産沼-13:30 苔花台-13:44 賽の碩(さいのかわら)-14:06 湯川温泉駐車場 |
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9:07 乳白色の湯が流れる須川温泉登山口 |
YouTubeのスライドショーを →こちらから どうぞ!! 大雪山は、紅葉に早々と雪が降ったという。 ならば、東北の山で紅葉のハシリが見られるかと、栗駒山に出かけた。 行ってみて驚いた。 ハシリどころか、紅葉の最盛期。 山頂に続く稜線で、大きな声で呟いている老登山人がいた。 老といっても同年輩のようにも見えたのだが。 それはさておき、聞くと、毎年来ているという。つい先日も、紅葉の下見に来たのだとか。 この方、曰く。 ここのドウダンの赤はどうだ、こんなに赤い紅葉を見たのは09年以来だ。 今日を外せば、明日もこの色が出ているとは限らない。いったん雨風に遭えば、葉は裏返り縁は擦り切れて、この赤はすぐにも色あせる。 今日のこの色は、極楽の色だ。ここは極楽の景色だ。 などなど・・・。 誰彼となく声を掛けては、滅多に見られない光景だと、5年ぶりに見たという栗駒の紅葉を絶賛する。 それを聞く前から、燃える山肌に感動していた我等だが、彼の人の絶賛ぶりにいっそう感動の度合いが深まるのだから、賞賛・宣伝という価値付けに人はいかに影響されるものであるか、改めて実感したものだ。 それはともあれ、どのような名園の紅葉も、今日の栗駒には敵うまい。 例え、極楽浄土を表現したという高名寺院の庭も、今日の栗駒から見たら矮小冥土にしか映るまい。 これは極楽の光景だと言う彼の御仁の感歎は、素直に頷けた。 願わくは花の下にて春死なん、と西行法師に詠まれた、この花は桜花。 咲き乱れる桜は人の心を誑かすという。 ならば、今日の紅葉はどうだ。 赤から朱、オレンジから黄、そして黄緑から緑、その鮮やかなグラデーションは、決して人の心を狂わせはしない。 むしろ、穏やかで満ち足りた幸福感に浸らせる。 これは極楽の光景だとは、よくも言ったり。 山頂で、冷えたビールで、老登山人にカンパイ。もちろん栗駒の紅葉にもだ。 Ike会長が、やおら山頂焼肉亭を開業。焼肉の匂いがプンプン。 その上、Keynさんが担いできた手作りのお稲荷さんも。 満腹感に浸って、こりゃ、極楽の極みだ。 さて、今回の登山ルートは、冒頭紹介のように、須川温泉から入山した。 最近購入した日本三百名山登山ガイドブックには、イワカガミ平からのコースが紹介されている。 最短の直登コースらしく、簡単な運動靴スタイルで登ってくる人も多かった。 Unqさんは、そのコースをとらず、須川コースを選んだ。 登りコース途中の、名残ヶ原、昭和池、下りコースの賽の碩と見所が多いのだと言う。 その上、下山後の須川温泉もお薦めだと。 確かに、乳白色の湯、これは気持ちが良かった。 まさに、極楽、極楽。 |
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9:23 草紅葉の名残ヶ原を進む 正面になだらかな栗駒山 |
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シロバナトウウチソウ 名残ヶ原は、初夏は花園となる大湿原 |
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湿地の草原に オヤマリンドウ キンコウカ ウメバチソウ |
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9:58 昭和19年の爆発でできた昭和湖 強酸性の水は独特の色 |
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10:11 竜胆咲く登山道から 紅燃える栗駒山を眺めつつ階段道を行く |
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10:39 天狗平の見事な紅葉をバックに |
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10:42 天狗平から山頂への稜線、天狗岩が見える |
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10:48 天狗岩から、これから向う山頂方向 |
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10:49 天狗岩から、登ってきた天狗平方向 |
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10:53 山頂への稜線から、 遙か下方登山口の須川温泉を遠望 |
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10:58 稜線から、栗駒山山頂部 |
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そのズーム 右に山頂碑が見える |
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11:03 山頂で憩う人々 須川口と反対側イワカガミ平登山口が下方に |
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12:18 下山路は産沼へのコース 一面の錦織 |
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今が盛りの オヤマリンドウ |
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シラタマノキ |
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ノリウツギ |
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13:42 賽の碩(さいのかわら)へのルートを進む |
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13:44 賽の碩 碩は大きくて凄いの意か |
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13:48 賽の碩を行く 賽の磧の標示もあって、これは河原の意 |
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