槍の穂先3180m '13.8.2 |
山歩紀行 2014 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを綴ってみました |
飯豊・石転び沢雪渓 '13.6.16 |
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2014年11月24日 双耳峰の俎倉山で、晩秋の大展望 | |||||
俎倉山 856.6m 天狗の庭 852m 新潟県新発田市・阿賀町 | |||||
12:00 天狗の庭でたっぷり1時間半も憩いの時間を過ごし、飯豊の白嶺に見送られて下山開始 |
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<この日のコース> 7:22駐車場発-7:25林道登山口-7:41琴沢渡渉-8:55お京の平-9:53山頂稜線-9:59俎倉山山頂10:05-10:15天狗の庭11:59-12:06俎倉山山頂12:24-13:17カツエの水場-14:20琴沢渡渉-14:37登山口下山 |
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双耳峰が特徴の俎倉山(11月9日新発田マラソン応援の時に撮影) |
YouTubeもご覧ください →こちらから どうぞ 阿賀北山岳会の11月定例山行は月初めの土曜日に計画されていたのだが、全国的な悪天候でお流れ。 そのため、会としては、前回の火打・妙高以来ほぼ一月半ぶりの山行で、皆、うずうずとしてこの日を待っていた。 とりわけ、都合悪しく10月山行は全て不参加だったJunjyさんにとっては、まるまる二月半ぶりの山行ということで、とびっきりの笑顔。 新品のザックを担いできた、その表情のうれしそうなこと。 いつもは先頭に立つIke会長さん、今回は、Junjyさんの復帰戦を祝って先頭を譲り、最後尾に回った。 俎倉(まないたぐら)山は双耳峰の特徴ある山で、新発田市の加治川沿いの平野部からよく見える。 標高は高くないが、登山道は変化に富んでいて、危険な箇所もあるから油断できない。 登山口からしばらく林内を進み、琴沢を渡渉すると、すぐに鎖場で、そこを上がると岩盤のへつり。 岩に打ち込んだ鉄筋の足場を探して一歩一歩恐る恐る進む。 滝のように流れる急沢の岩を渡ると、天然杉の木立の中は、思いのほかの急登。 そこを過ぎると、意外なほどの平坦地が広がる。 「お京の平」と、看板にあった。付近には、地中から滔々と水が流れ出す「カツエ」の水場。 どちらも、昔の遭難者を偲ぶ名称とのこと。 平坦地を過ぎると、再び急登。 大岩盤のへつり。 へつりの下の小沢も岩盤で、見るからにツルツル。 滑落したら、そのまま滑り台のようにノンストップで急降下間違いないだろう。 ここも岩に打ち込まれた鉄筋の足場を頼りに慎重に進む。 どのへつりにも、ロープを張り渡してあったようなのだが、シーズン終了ということなのか、全て巻上げて近くの樹木に縛ってあった。 間もなくの雪に備えてのことだろう。 岩盤のへつりを過ぎ、ブナと天然杉が混在する林内の急斜面を登ると、突然、尾根上に出る。 山頂に続く稜線だ。 先にそこに出たKeynさんから、歓声が上がる。 稜線の反対側は東蒲原郡の盆地、そこは一面の雲海。 雲海の正面に白く輝く御神楽岳。 西を見れば、雲海の彼方に、越後白山、粟ヶ岳、守門岳。 皆、登った山で、一つ一つがいとおしく感じる。 Unqさんは、日本平を探す。なんとも惹かれる名前の山だ。 山頂へ向うと、すぐ眼の前には、これまた6月に登った蒜場山。 意外とズッシリとした山容に感心して、山頂に咲いていた花を思い出す。が、情けないことに名前がすぐには出てこない。 「紫の花、名前なんだっけ?」 すぐにKeynさんが反応した。 「シラネアオイでしょ!!」 そうだった、そうだった。 「いつの間にか、山の花に詳しくなったねー!!」などと、すかさずUnqさんが茶々を入れて、笑いを誘う。 忘れても笑う、思い出しても笑う。転んでも笑う、立っても笑う。 とにかく、皆、久しぶりの山行が嬉しいのだ。 すぐに残雪の俎倉山山頂に到着。 そこからの飯豊連峰がこれまた素晴しく、しばらくうっとりと見入る。 中央に北股岳、連峰の主のようにすっきりとした姿で輝いている。 今年は結局、一度も飯豊連峰に登らなかった。 代わりに周囲の色々な山から連峰の麗姿を眺めた。 登っても眺めても、飯豊はいい山だ。来年こそ。 山頂で荷も下ろさず、天狗の庭へ向う。 双耳峰の間の鞍部を少し下って登り直すと、そこがもう一つの山頂、天狗の庭。 360度の展望抜群、大パノラマ。 眺めたり、食ったり、飲んだりして、結局山頂で1時間半も過ごした。 Ike会長開業の山頂焼肉亭は、この日も大繁盛。 なべての頂きに憩いあり。 これは間違いなく山の真実だ。 下山は、来た道を引き返す。 転んで笑って、立って笑って、キノコを見つけてまた笑って。 岩盤のへつりには、Unqさんが、担いできたロープを張って安全を確保。 やはり、登り以上に下りには細心の注意を払う。 笑っても、怠らない。これが山岳会たる所以というものだ。 登山口に下山して、Junjyさんの復帰戦を祝って、皆でバンザーイ。Unqさんのバンザイが、珍しく大きかった。 帰路、内ノ倉ダム湖を周って、ロッククライミングの岩場を見学してきた。 時間が遅く、クライマーはいなかったが、岩場は圧倒的な存在感。 ボードクライミングとは訳が違う。 果たして登る日がくるかどうか? それよりも、まずは、フルマラソン出場が先だ。 岩場に登り付いたUnqさん やる気満々か? |
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7:41 琴沢の渡渉地点 その先は鎖場を上がって岩盤のへつり | |||||
7:50 岩盤に打込まれた鉄製の足場を頼りに慎重にへつりを渡る |
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9:06 鬱蒼とした天然杉の林を急登 |
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9:24 ここも岩盤、 下の小沢も岩の滑台で、落ちれば急降下間違いなし |
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9:54 山頂に続く稜線に出たとたん 眺望が開け眼前に雲海と御神楽岳 |
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9:59 俎倉山山頂 正面に真っ白な飯豊連峰 |
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10:11 双耳峰のもう一つの山頂・天狗の庭に立つ |
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加治川が流れ下る新発田市の穀倉地帯と日本海 |
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五頭連峰は、思いのほかの長さ |
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右から越後白山、粟ヶ岳、守門岳・・・登った山はいとおしい |
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蒜場山と飯豊連峰 蒜場山頂のシラネアオイが懐かしい |
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11:51 そろそろ下山時刻、 大展望の天狗の庭で名残を惜しむ登山人 |
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12:24 俎倉山頂に戻り、飯豊・北股岳に別れを告げる |
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