八ヶ岳 '14.6.29 |
山歩紀行 2015 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを今年も綴ります |
白山 '14.7.21 |
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2015年1月12日 高坪山で雪中美林トレッキング | |||||
高坪山 570.4m 新潟県村上市・胎内市 ↑ 山名クリックで、地図表示 |
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12:07 山頂の雪中美林を彷徨するヤッケ姿一人・・・実はテントを張る適地を探索中 |
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<本日のコース> 8:00駐車場発-8:48登山口-9:15分岐点-12:02山頂13:54-15:11登山口-15:45駐車場着 新人訓練のため登りにたっぷり時間をかけています |
YouTubeに、 詳しい画像があります →こちら からどうぞ 新年早々、Nさんから「山歩き通信 第7巻」と題した厚い冊子が届いた。 15年程前からせっせと山に登り、文章に綴っているという。 同僚だった頃の精力的なNさんを懐かしく思い出し、「脚力・筆力ともに未だ衰えを知らずですね」と、礼状を認めた。 冊子のあとがきに、Nさんの百名山考が書いてあって、深田久弥の「日本百名山」の文化的価値を縷々説いていた。 それに続いて、地元の山論が述べられていて、「こうやって、地元の山、近くの山を登り続けていると、確実に山を含んだその地域に愛着感が湧いてくる」とあった。 礼状に、「同感です」と書添えた。 阿賀北山岳会2015年山行初めは、雪の高坪山へ登った。 まさにNさんの言う地元の山だ。 標高570mの里山だが、山頂付近のブナ林はことのほか美しい。 特に冬の木肌は、Unqさん推奨の雪中美林となる。 もっとも、私は光兎山のブナ林が天下一品だと思っているのだが、残念なことに、まだ冬の光兎に入ったことがない。 春夏秋、ブナの木は、山中で白い木肌を誇るのだが、冬は白さを雪に譲って、重厚に黒ずむ。 そして、白っぽい色から黒色まで何段階かになった複雑な灰色の斑模様を鮮やかに浮べる。 その上、黒ずんだ幹には、吹き付けられた雪が真っ白に張り付き、細い枝には、霜の結晶がびっしりと咲いた花のように飾られる。 雪中ならではのブナ林、だから雪中美林。 山頂のその雪中美林にテントを張って、2時間近くもの~んびりと憩いの時間を過ごした。 この日のパーティは7人。 以前は十数人のこともあったというが、私が参加させてもらってからは最多人数だ。 ザックは外に出して、テントの中は7人の人間だけで丁度良い車座。 中心にガスコンロ、鍋、フライパン。 暖気十分。満腹、談笑。 なんとも贅沢な時間、「なべての頂きに憩いあり」だ。 2015年山行、実にいいスタートとなった。 今年は、どんな山行が待っているやら。期待がふくらむばかり。 阿賀北山岳会の皆さん、今年もよろしくお願いします。 そして、「山歩紀行」愛読の皆さん、今年もせっせとレポします。ご期待ください。 |
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9:34 新品のスノーシューで無垢の新雪をラッセル |
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11:06 山頂近くの天候は変化激しく、時には下界も見えたり |
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11:38 ブナの樹林に戯れる人たち |
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11:41 山頂直下の急斜面 |
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あとひと登り!! と、新人を励ましつつ追い上げる |
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12:03 登頂記念撮影 |
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山頂の雪中美林 この樹間にテント設営 |
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13:54 下山の名残を惜しみ山頂の鐘を撮る | |||||
14:24 休憩所の展望台 ここまで30分、下りは速い |
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14:26 休憩所からの急斜面をシリセードで一気下り |
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私も!! と、後を追う人 童心いまだ失われず |
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14:49 分岐点近くの沢 ここは唯一の危険箇所 |
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15:35 駐車場目指して雪原を進む フィニッシュ間近 |
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