八ヶ岳 '14.6.29 |
山歩紀行 2015 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって 単独行もいいし、仲間とならなおいい そんな山歩きの楽しみを今年も綴ります |
白山 '14.7.21 |
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2015年5月30日 飯豊の大展望台・倉手山 | |||||
倉手山 952.4m 山形県小国町 ↑ 山名クリックで、地図表示 |
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8:39 麓・泉岡集落の水田に写る「逆さ飯豊」 初めて見る光景に一同びっくり!! 中央・緑の倉手山を挟んで、左端に飯豊本山、右に扇ノ地紙から頼母木山の稜線 |
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倉手山と飯豊の主峰 7:14登山口-9:33山頂12:47-14:23下山 |
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アルプスのようで人気のスポットだが、それにしてもこの光景!! |
行程中の各地点の様子や花画像などYouTubeにUPしてあります →こちらから どうぞ 倉手山は、比較的手軽に登れる山としては最も間近から飯豊連峰を展望できることで、人気がある。 天候の選択さえ誤らなければ、山頂の大展望は、何度来ても期待を裏切らない。 そこからの飯豊は、何度見ても、見飽きることはない。 今回は、健康登山を主催したUnqさんの慰労登山。 だから、時間にはたっぷりと余裕をとった。 山頂で3時間も過ごしたのだ。 いつもとは目先を変えて、山頂焼肉亭ならぬシャブシャブ亭を開業したが、その宴会のあとも、山頂に横になって居続けた。 とにかく、陽射の強い日だった。日陰のない山頂で、居た堪れなくなって下る人々も多い中、我等は傘をさして日除けにし、居続けた。ついには傘の下で昼寝までして。 対面に本山から続く飯豊主稜線の峰々。 皆、かつて歩いた峰、尾根、雪渓。その一々が懐かしく愛おしい。 今度あそこを歩くときは、どんな山行になるのだろうか。 山続きなら、このまま歩いて進みたい気分だ。 前夜、強いダシの風が吹いたせいだろうか、空気が洗われたようにすっきりと澄み渡った日だった。 朝、関川村から見た朳差岳が異常なまでにくっきりと見えていた。 玉川の谷に入ると、青い空に飯豊の峰々が一段と映えていた。 ここに来るといつも、旧小玉川小中学校の手前で車を停め、飯豊の峰を見上げる。 どこかアルプスの光景に似たそこからの眺めは、人気のスポットだ。 今回は、いつものその場所よりももう少し手前で停車した。 この時期になってもまだ田植えがされていない水田があって、そこの水面に、飯豊の峰が写っていたのだ。 風がなく水面に波紋一つない。 「逆さ飯豊」ということになるのだろうか。 こんなのは初めての光景だ。 登る前のそれといい、山頂でのそれといい、なんともすごい日に出会えたものだ。 Unqさんの疲れも吹っ飛んだことだろう。 これまで倉手には、5月の半ばか下旬に登っている。 その時によって、咲き初めだったり、盛りだったり、咲き残りだったりはしたが、いつもシャクナゲが咲いていたものだ。 今回は多分割き終わりだろうとは思っていたが、何とか、遅咲きの咲き残りにでも出会いたいものだと思っていた。が、皆無だった。 後日聞くと、今年の倉手は、シャクナゲの花は少なかったのだそうだ。だからやむなしということになる。 その代わり、ヒメサユリに出会えた。今季初のヒメサユリだった。 崩壊した崖の藪の傍に一株だけ立っていて、登りでは、だれもまったく気づかなかった。 下るときに見える位置にあったからだ。 倉手のヒメサユリは、初めて見た。 この一株と、周りに花はついてないがもう二株。 注意して探したのだが、目に付いたのはそれだけだった。 倉手のヒメサユリ、たくさん咲く時期があるのだろうか。 とにかく、同行の4人にとっては、倉手のヒメサユリは初めてだった。 総じて、この日の倉手の山の花は、みな色鮮やかだった。 ヤマツツジは、この季節、どの山でも見ているが、倉手のは最も赤が強かったし、山頂のタムシバの花弁の付根のピンクがとりわけ濃いのにも目を惹かれた。(訂正;キタコブシ) サラサドウダンの色も濃かったし、ミツバツツジもほんの一叢だけだったが、いい色を見せていた。 ミツバツツジには、トウゴクミツバとサイゴクミツバがあって、どうゆうわけか日本海側はサイゴクの分布域で、ユキグニミツバツツジは、サイゴクミツバの亜種なのだそうだ。 なんてことは、私には本当はどうでもいいのであって、ただ、ユキグニミツバツツジという名前の響きと、花の色艶が気に入っているだけなのだ。 いつもなら、ムラサキヤシオも咲いていて、ユキグニミツバと見比べることができたのだが、今年はもう終わったようだ。 とにかく今年は季節の移ろいが早い。 冬が早く来るのだけは勘弁してもらいたいものだ。 Unqさんのブログ「倉手山5/30」も、どうぞご覧ください。 →こちらから 訂正; 山頂のタムシバは、花柄に葉が一枚ついているところから、どうやらキタコブシの間違いのようです。 |
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7:20 緑に染まる登山道で、ヤマツツジが一段の鮮やかさ |
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8:13 今年は季節の動きが早くユキグニミツバツツジもここだけ |
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8:25 登山道から朳差岳 左下に鉾立峰のピラミッド |
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8:30 サラサドウダン 我家の庭のより色が濃いのはどうしてか |
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8:32 麓に「逆さ飯豊」を写した水田、遠くに朝日連峰 |
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8:48 落花狼藉の道 タムシバ |
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8:52 真紅のヤマツツジ どの花も今日は特別か色鮮やか |
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9:33 山頂のタムシバ 花弁付根のピンクが鮮やか 訂正;キタコブシ |
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9:33 山頂に上がって、絶景にただ陶然と佇むばかり |
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9:46 左から本山・御西・烏帽子・梅花皮・北股・扇ノ地紙の峰々 |
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強烈な陽射の山頂で3時間、飯豊を眺め尽くす贅沢な時間 |
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12:44 左から石転雪渓・梶川尾根・丸森尾根・雲湧く地神山 |
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12:46 朳差岳と鉾立峰にも別れを告げて下山 |
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13:22 見送りに出てくれた姫小百合 倉手では初めて |
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土砂崩壊したガレ場の一輪、撮影には一苦労 |
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