八ヶ岳 '14.6.29
  山歩紀行 2015

 人と交わり、草木と交わり、山気と交わり
それら一瞬の表情を写真で切り取る楽しみも広がって
単独行もいいし、仲間とならなおいい
そんな山歩きの楽しみを今年も綴ります

白山 '14.7.21
 
    2015年6月8日  奥羽山脈ど真ん中・面白山の大展望
             面白山 1264.3m  天童市・山形市・東根市・仙台市 

9:27 山頂の稜線で、目の前に南面白山、大東岳、その奥に神室岳、雲かかる蔵王山

9:37 面白山々頂、バックに東根・天童の盆地と右端に葉山、月山、左に遠く朝日連峰

<コースタイム>キャンプ場発7:00-7:50長命水-8:28三沢山-9:31山頂10:46-11:50十字路分岐-12:15長命水-12:49キャンプ場着


行程中の各地点の様子や花画像などYouTubeにUPしてあります
 →こちらから  どうぞ



前日の東根さくらんぼマラソンを終えて、天童高原キャンプ場に前泊。
ここは、昨年もマラソンの後に泊った所。
あのときは雨の中で、持ち込んだテントを2張り設営したが、今年は、Unqさんの配慮で大型テントの予約をとってあった。お蔭で広々とした空間で一晩過ごせた。

昨年は、その雨のために結局登山は中止。
だから、今回は2年目のリベンジ、再挑戦というわけだ。
明け方から小鳥のさえずりが爽やかに響いていて、天気はまったく心配なし。

Okkaaにとっては、ほぼ初めての本格登山。息子夫婦にプレゼントしてもらった靴に、ズボンに、ストックに、帽子、それにザックの中にカッパの上下も。
前月の妙高山麓と菩提寺山で、一応使って慣らしてはいたものの、この日が本格使用。

途中で、足がスレたの腰が痛いのなどとなったらどうしようと、少々の心配もなくはなかったのだが、先導したYoumyさんが実にゆっくりと、まるでNHK百名山番組のガイドのように一歩一歩丁寧にエスコートしてくださったお蔭で、どうやら難なく上り下りできたようで、ホッとしたし、ありがたかった。

面白山は、登って見れば、奥羽山脈のど真ん中。

とは言っても、奥羽山脈は青森県から福島県に続くので、必ずしも中心ということにはならないのだが。しかし、山頂に立って見れば、南は蔵王山から北は船形山まで、山また山が重なって連なり、足下を見れば山形内陸の大盆地、その先には月山に朝日連峰、印象的にはまさに奥羽山脈のど真ん中そのもの。
マラソンで21キロを走りきった、その翌日のこの大展望。
感無量としかいいようがない。

昨年まで、ハーフの後に登山をするというUnqさんたちを、何ということをする人たちかと、驚嘆の目で見ていたのだが、こうやって、自分がそれをやっているなんて、1年前までは考えもしなかった。
もっとも、ハーフを走っている自分をすら、1年前までは思いも寄らなかったのだから、本当に、人生何が起きるか分からない。
それもこれも、みんなUnqさんYoumyさんのお蔭なのだ。


面白山は、ハーフマラソンのクールダウンにはちょうどよい山だったようで、足もすっかり快調になった。

Okkaaも、翌日、少し足が張っているみたいなどと言うくらいで、普通に日常家事をこなしていた。
これで妙に過信をもって、次の山も行きたいなどといわれても困るので、阿賀北山岳会の普段の山行はこんなものではなくて、Youmyさんの登りは、常にはただ事でなく速いのであって、今回は特別配慮の山行なのだと力説しておいた。

それはそれ、すっかりお世話になって、皆さん本当にありがとうございました。

<高低図> 登り口標高690m山頂1264m、標高差574m

6:12 前泊のキャンプ場テント村、朝陽が射して好天の気配

6:14 天童高原から、目の前に月山、右端に葉山

7:05 緑に染まる登山道、長命水まではなだらかな道 

8:40 三沢山を越えて、鞍部から眼前に聳える山頂を目指す 

8:52 マイヅルソウがびっしりと群れ咲く登山道 

9:13 サラサドウダンの花盛り、おみごと!! 

9:26 山頂目前の稜線、右に特徴ある姿の大東岳 

9:28 ナナカマドの花の先は奥羽山脈、彼方に船形山の山塊

9:58 山頂眼下に東根市、昨日ハーフを走った盆地

9:58 山形盆地の先には、以東岳から大朝日岳に連なる峰々

11:14 急勾配の周回路を下り、ブナ林に入る

11:30 細くたおやかなブナの木立に魅せられた人たち

12:15 長命水まで戻り、周回往路と合流
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