綿野舞(watanobu)山歩紀行2017
 
 1月7日 寒中も白き花咲く五頭の峰
五頭山 912.5m 新潟県阿賀野市  地理院地図は→こちら
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寒中お見舞い申し上げます。今年も郵送の年賀状を省略しておりましたところ、沢山の方から年賀を頂き恐縮しています。遅ればせながらの年賀状を差し上げましたが、失礼をお許しください。
さて、今年の阿賀北山岳会登り初めは、雪中美林を求めて五頭山へ。まだ極少雪でしたが、ブナ林の梢に咲いた霧氷はいつ見ても見事、花咲か爺さんの気分を味わってきました。
 渡辺伸栄watanobu
三ノ峰の標高700mくらいになると、雪中美林に入る。ここが冬場の見どころの一つ。黒ずんだブナの幹に張り付いた霧氷、それと、梢のエビのシッポ、白く花咲いたようで、ついうっとりと見とれてしまう。
三ノ峰を過ぎた辺りから、眼下に阿賀野川が横たう越後平野。新潟市街に向かって一条の光の帯。越佐海峡が狭く見えるほど佐渡島が近い。
一ノ峰。この時期に板碑も石仏も見たことがない。それほどに、今のところの積雪は少ない。五頭裏の谷間にかかる薄い雲海がなんともいい風情を出していた。
五頭山の五つのピークは山頂ではなくて、一ノ峰のさらに奥に本当の山頂がある。山頂標高912.5mを示す標柱もこの時期に見れることはまずない。毎年目印にしている竹竿が、今年は見上げるほどの高さに立っていた。
我らの後にやって来た単独の登山人、ザックから取り出したリンゴやら干し柿やら、どうぞどうぞと我らに分配。一人ではとても食べきれないほどの量を背負ってきた、その奇特さに頭を下げた。
登山人の邪魔にならぬよう、メインルートから外れた二ノ峰にテントを張って、長い休憩。余裕の日程で、決して急がない我らが山岳会、そのモットーは、「いつも頂きに憩いあり」
Unqさんが元旦マラソンで入賞したので、祝いの餅ぶるまい。日本人は嬉しいことがあると餅を食べて祝う、古来の慣習をここでも。それと、Keynさんが担いできたのは、知る人ぞ知る又作のチャーシューとラーメン。寒風の山頂であったかいひととき。
<コースとタイム>登山口駐車場発7:45ー7:49どんぐりの森ー8:48七合目ー9:39三ノ峰ー10:09一ノ峰ー10:37山頂三角点10:51ー11:08一ノ峰ー11:16二ノ峰(テント)13:15ー13:23三ノ峰ー14:40どんぐりの森ー14:43駐車場
YouTube「五頭山の雪中美林」は→こちら
 
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