綿野舞(watanobu)山歩紀行2017
 
 6月7日 不知老 楽山歩 湧笑顔
宝珠山559m 新潟県阿賀野市  地理院地図は→こちら
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'70年採用の同期の桜もOBとなって早10年、毎年1度の集いのついでに山好人だけオプションで山行。今年は、五頭連峰宝珠山。山の尊さは高さにあらず、人の若さは年齢にあらず。まさに、老い知らず山歩楽しみ笑顔湧く。記録係としては、各氏の若さをどう表現するか、腕の見せ処でもあるのです。
渡辺伸栄watanobu 
見事登頂のこの笑顔、この若々しさ。記録係としては少々残念なことではありますが、カメラの腕ではなく、地の輝きなのです。
山頂一歩手前の八咫柄山、ここから目的地の宝珠山山頂が目の前に見える。山頂との間には深い鞍部が待っているのだが、橋を架けてもらいたいなどと言う人は一人もおりません。ただ、藪の中から微かにそんな声が聞こえたような気もしたのですが、多分空耳でしょう。
 
丸山小富士からの岩稜に出ると突然、一気に眺望が開けるのがこの山の魅力。五頭連峰の南端で、眼下に阿賀野川、その流末に日本海、弥彦・角田はもちろん、県北の山々、晴れていれば米山も見えるほど。つまりは、越後平野を端から端まで見渡すことができるというわけです。
山頂からの眺望。日本平山、その奥に御神楽岳が見えている。空気が澄むと会津磐梯山まで見えるのだが、今回は、ちょっと見えたような見えないような微妙な空模様。
山頂珈琲店を開業したのだが、寒気が強くなってきて、小一時間程で下山。ずいぶん濃さを増した緑の中でヤマモミジの赤色が鮮やかだ。
最近、生豆を買って自家焙煎などしていて、山頂で挽きたてのコーヒーを提供した。その味は、さて、どんなもんだったか、嗜好は人それぞれで、なかなか難しい。乙な趣味だなどと言ってくれる人もいるにはいるが、なに、生豆の方が安いとただそれだけの理由なのです。
宝珠山はユキグニミツバツツジのきれいな山だが、その時期はとっくに過ぎていて、今は、この花、ツルアリドオシが地面にびっしりと咲いていた。今回の山行を企画し先導してくれたMurandoさんは、この花の生態に詳しく、その話に道々みな耳を傾けて感心していた。中には、以前何度も聞いたのに、またまた初めて聞いたように感心顔の人もいて、思いやりなのか、それとも本当に忘れたのか。いやいや、何度聞いてもMurandoさんの話は面白いのです。
 
登れた体力に自信を深めて草道を下る一行。1年1度しか会わずとも、いや私は3年ぶりか、とにかく久しぶりに会っても、昔とちっとも変っていないのが不思議。4年後は私の当番、光兎山のヒメサユリに案内できればなーなどと、本気で思っているのです。
 
<コースとタイム>  キャンプ場P発9:46-10:30赤松山城10:35-10:45赤松山-11:39八咫柄山-11:46山頂12:46-12:56八咫柄山-13:40赤松山13:49-13:55城山-14:39キャンプ場P着
詳しい様子はYouTubeにUPしてあります→こちら
 
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