綿野舞(watanobu)山歩紀行2017
10月1日  天界の魔女の瞳に魅せられて 
吾妻小富士1707m 一切経山1949.1m 福島市  地理院地図は→こちら
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今月22日予定の公民館登山は吾妻小富士と一切経山で、今日はその下見。今年の下見はなぜか、いつも絶好天の日になる。抜けるような青空と心地よい陽射しに、半袖Tシャツで登っていると、山頂から降りてくる人の服装は毛糸の帽子に防寒着。不審な思いも、山頂に着いたらその理由が分かった。さすがは2000m級、風の冷たいこと。手がかじかんだのは今季初めて。それでも、始まったばかりの紅葉の酸ヶ平の絶景、山頂からは魔女の瞳と称される神秘の五色沼。西吾妻の峰々と遠くに飯豊山、安達太良山、眼下に広がる福島市街、足下に吾妻小富士のすり鉢火口。風の冷たさも忘れて見とれるばかり。これでもし、7月の月山のように本番悪天で中止などとなれば、誠に申し訳ない。只管祈る晴天。ただし、私はその日不都合で参加できず、早々に申し訳ないことになっている。
渡辺伸栄watanobu
吾妻小富士の登山道から、足元に浄土平の駐車場、その先に一切経山。去年までは有毒ガスで立ち入り規制がかかっていたという。駐車場に車がどんどん入って来て、道路は上下とも大渋滞。我らも少し遅れたら酷いことになるところだった。早起きはやはり三文の得か。
まずは吾妻小富士のお鉢巡りへ。以前ここへ来たのはもう十何年も前のこと。Okkaaとドライブで来て、一切経山は眺めるだけでここの火口を周回しただけだった。
酸ヶ平の辺りは紅葉が始まっていて見事な景色。ここまでは団体者も多く度々渋滞したが、鎌沼周遊コースへ向かう団体者も多いらしく、分岐から先の一切経山へ向かう登山道は人も半減、渋滞程でもなくなり助かった。
登山道から見下ろした酸ヶ平と鎌沼。空と水の青、緑と紅葉、色合いの見事さに見とれて、暫し休憩。もう少し高度を上げると、鎌沼の向こう遠くに磐梯山が見えた。
 
一切経山の山頂へは南側から上がる。広い台地平原のような山頂を突っ切って北側の山頂の縁を目指した。そこから、足下に五色沼が見える。魔女の瞳とも称えられるそうで、確かに神秘的な色合いの水。周りの始まったばかりの紅葉とマッチしていい感じを出していた。
早速ここで登頂記念撮影。周りには眺望を楽しみ山頂に憩う登山人多数。が、風が冷たくて冷たくて、我らは石を積んだ風除地へ退避。そこで、ありったけの上着をザックから出して着込んだ。新潟マラソンまで1週間、ここで風邪などひいたらアウトとUnqさんは毛糸の帽子を取り出した。私ときたらこの日に限って手袋を置いてきたのを悔むばかり。山はやっぱり気を抜けない。
山頂から、さっき周回した吾妻小富士が足の下に見える。正面遠くに安達太良山。昨秋は向こうからこちらを見た。眼下に広がる福島市街もよく見えた。
下山して浄土平間近。正面に吾妻小富士。寒気が下りてきているので、来週あたりは多分紅葉の真っ盛りかも。人出も今日以上だろう。来るなら極早出するか平日に是非どうぞ。
<コースとタイム>  浄土平P発9:27-9:59吾妻小富士周回-10:35浄土平P10:40-11:29酸ヶ平小屋-12:27一切経山山頂13:35-14:07酸ヶ平小屋14:13-14:20鎌沼14:23-15:00浄土平P
 ここで紹介しきれなかった画像をYouTubeにUPしてあります⇒こちら
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