綿野舞 watanobu 山歩紀行 2008.11.8 朴坂山 
 標高438.2m 新潟県関川村     

山頂展望台から、目の前に嶽薬師386m
           右に遠く、春に上がった要害山、その先に荒川河口
 

一等三角点を探訪するマニアも少なくないとか。

朴坂山(ほうざかやま)は、500mに満たない低山ながら、その一等三角点のある山として知られている。

何しろ、日本全国で977箇所しかない一等三角点の一つが、ここにあるのだ。
それがどうした、と言われると後が続かないのだが・・・。

この日は、関川村公民館主催の村民登山で、大勢の山好きの人たちに混じってその一等三角点を見に行ったのだった。

実際に目にしてみると、一等三角点は、そんじょそこらにある三角点とは違う、大きくてズッシリとしていた。

「おお~、これが一等三角点かー」と、当時はまだ、山についての知識も関心もそれほどない頃だったのだが、一等三角点の大きさに感心したことだけは、明瞭に印象に残っている。

村の登山に参加したのもほとんど初めてだった。山を楽しむ老若男女を見て、山好きな人が多いんだなーというのが率直な印象だった。自分が、こんなに山好きになるとは、当時は思いもせずに。

山頂の広場で、グループごとに紅葉の落ち葉を集めてレク活動をしていたのも印象的だった。

今思えば、そういった印象の一つ一つが、山を好きにさせる何かとして私の中に少しずつ少しずつ染み込んでいったような気がしている。(2013.11.18記)
 

関川村の盆地  遠くに鍬柄沢川の谷
           ここが、中世・奥山荘と荒河保の境界相論の現場 
 

曇空の日ながら、登山道の紅葉がきれいだった
 
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