綿野舞 watanobu 山歩紀行 2009.6.27 五頭山
 標高912.5m  新潟県阿賀野市    
 
久しぶりに開催された同期の仲間の会。
Murandoさんが、折角村杉温泉に泊るのなら是非五頭登山を計画に入れようと提案して、希望者有志で登ることになった。

五頭山には、以前も何回か登っているが、どれも五ノ峰までで、それから先は行ったことはなかった。
Murandoさんにとって五頭山は庭みたいなものらしく、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、山頂と進み、山頂から折り返して四ノ峰、五ノ峰と周回するコースを案内してもらい、完璧に五頭山の五つの頭を踏破することができた。

これまでの数回、五ノ峰だけで下山していた身としては、実に新鮮な五頭登山で、これほど奥深い山だとは知らなかったなあ、というのが率直な感想だった。

Murandoさんとはこのときの山行が初めてで、草花の名前に詳しいことに驚き、尊敬の気持ちを抱いたものだった。
中でも、「ヨツバムグラ」の花は、その名の珍しさと「葎」と書く文字と合わせて、印象深く覚え、その後、どこで遇ってもすぐに思い出すことができた。
地味な花だが、なぜか気に入っている。

このときから、MurandoさんはYoko長老とともに、私の山の花の師匠になった。



下山路には五頭スキー場の廃墟があって、猫も杓子もスキー場に向った時代が懐かしく、また手の平を返したようなその変わり様がうら寂しく、最も熱心にシャッターを押したのは、ここだったような気がする。


ともあれ、60代に突入したばかりの同期の仲間は皆元気だった。
結果して、同期の会は以後毎年開催され、毎回登山を計画の中に入れることになった。
2013年の今年まで、あれから5回継続している。
Murandoさんの発案、いい提案だった。
これからも続けばいいのだが・・・・。
 
 
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