自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの
畑作記 2011
 
9月25日 白鳥 そして 秋の畑 

ポインタを当ててください アップになります 
畑に行くときは、軽トラを駆って西に走り、頭首工のダム湖脇を通る。(畑だけでなく、なんだかんだと、よく通る道ではあるのだが。)
その湖に、一羽の白鳥が住み着いている。
この春、仲間の白鳥がシベリアへ飛び立った後も、独りここで暮らしている。羽を痛めて飛べないらしい。
出水した濁流の日など、姿が見えないことがある。大丈夫か、どうしているか、などと気にかかる。が、水が収まるとちゃーんと元に戻っている。
今日も、白い姿を見つけて、Okkaaと二人、ああ無事だったかとほっとした。
このことで人と話したことはないが、多分、ここを通る人はみな同じ思いでこの白鳥君(君かさんか、定かではないが・・・)を見ていることだろう。
独り悠然と猛暑を過ごした白鳥君、もうしばらくすると仲間が帰ってくる。がんばれ!!白鳥君。がんばれ日本!!

今日、軽トラを止めてカメラを向けたら、こちらを向いてポーズをとってくれた。2,3度シャッターを切ったら、そのままの姿勢で顔を羽にうずめて昼寝の体制に入った。案外、カメラ慣れしているのかもしれない。

さて、その畑だが、作物が順調に育っている。
ジャガイモの収穫の後に大根種を蒔いた。遅く蒔いた分、他所よりも少し生育が遅れているようだ。が、大丈夫、去年もこれで小形ながら結構おいしい大根がとれた。
蕪菜にブロッコリーも、順調のようだ。

何よりも、長ネギがよく育っている。どういうわけか、去年も、ネギは自慢できるほどのできばえだった。ことしも、謙虚に期待している。

里芋と八ツ頭も元気がいい。畑の脇の高所を用水が通っていて、漏水が畑に浸み込む。そのところが、里芋たちには適しているらしい。草叢の中から救い出してやった里芋の茎が、今は1メートルを越えるほどになっている。
八ツ頭のズイキはすでにご馳走になった。イガラッポサもなく、歯ざわりのよい食味だった。
土の中の里芋の育ちは、どんなか、11月の収穫を楽しみにしている。

以前、摘果で紹介した八珍柿も順調だ。摘果のときは、一枝に2個の実を残したが、今は、ほとんどは1個になっていた。2個残しておけば、その後の落果があっても1個は残ると教えてくれた柿園経営のK先輩の言ったとおりだった。
それでも、たまに2個のままの枝もある。そのうちの1個は今日摘果した。本当は、盆過ぎの作業だとこれもK先輩から教えてもらっていたのだが、今頃になってしまった。
このあとどうなるか。うまくいってくれれば、収穫の様子も紹介したいと思っている。

畑の周りの草叢に、小さなきれいな花が咲いていたので、カメラに収めた。
何の花だと問う私に、ゲンノショウコだとOkkaa。その隣はツユクサだと。
帰って図鑑を調べたら、やはり、その通りだった。高山植物はこちらが強いのだが、野の花になるとかなわない。




大根

蕪・ブロッコリー

長ネギ

里芋・八ツ頭

八珍柿
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