自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの
畑作記 2011
 
 
   10月23日 収穫の秋 そして あの白鳥

柿が収穫時期を迎えた。6月8日に芽摘みをしたあの柿の木だ。
柿農園経営のK先輩のノウハウを戴いて、あのとき花芽を摘んで各枝2個にした。そして、9月25日には、2個のうちの1個を摘果し、各枝1個の実が付くようにした。
その成果が出た。これまでになく大きくて肌のきれいな立派な実が付いた。コンテナ一杯分、あとでOkkaaが数えたらちょうど130個あったとか。
Okkaaの得意技で焼酎の渋抜きにした。1週間後が楽しみだ。

畑もそろそろ収穫の時期だ。まず、里芋。11月になっても太ると聞いたので、全部は抜かず、試しに一株だけ掘ってみた。専門家の株とは比べ物にはならないが、ま、素人としてはこんなもんだろうか。
次に、ネギ、これも一度に抜かないで食べる分だけ。なかなか立派なネギだと自賛しているのだが、どうだろう。よく来る八百屋さんに言わせると、大きすぎて規格外、市場には出せないとか。
大根と蕪の収穫は、まだ先だ。 


畑の周りの草むらは、ミゾソバの花畑。こうして見ると、なかなかきれいな花だ。まるでソバ畑、ところどころに赤いイヌタデが混じっていてアクセントになっている。
そして、9月25日に紹介した、あの白鳥。
羽を傷めて飛べなくて、独り荒川で夏を乗り越えたが、いよいよ仲間が戻ってくる季節になった。
畑に行くときには、まだ一羽だけのように見えたが、帰りに見ると三羽見えた。
仲間が戻ってきたようだ。夕方Okkaaが通ったら五羽になっていたという。

その白鳥の会話
「よお、久しぶりじゃないか。向うはどうだったい?」
「ああ、シベリアかい?涼しくていい所だったよ。途中、海の大嵐には参ったけどね。で、こっちはどうだい?」
「うん、夏は暑くて参ったよ。それに、たびたび大水も出たりして。」
「そりゃ、大変だったな。でも、それにしては、元気そうじゃないか。」
「ああ、食い物は豊富だからね。それに結構逃げ場もあったし。」
「そうか。ずっとこっちに残るのも、いいかもなぁ。ひと冬、考えてみるか、なぁ、相棒。」
なーんてね。

ともあれ、夏に心配しながら一人ぼっちの白鳥を見ていったMargoに知らせなくちゃ。

と、ここまで書いて、このページをUPして、すぐにMargoにメールを打った。
いくらもしないうち、突然電話が鳴った。Margoだった。「じーちゃん、白鳥さんの仲間が戻って、よかったね。」と喜んでくれていた。
よかった、よかった。HPを作って、よかった。
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