自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの
畑作記 2012   
 
   2012年4月25日 春耕はじまる

畑が乾くのを待って、いよいよ春耕の開始
去年より1週間遅れ、一昨年より2週間は遅れている
これも豪雪の影響だろう
しかし、遅れて、よいこともある
畑のアンズが花ざかり、近くの土手の桜並木も満開
アンズの花の香りの下で畑仕事、のどかな時間がゆっくりと過ぎていく

30坪ほどの畑、耕起には小型の耕運機を使う
ほとんど1年に1回だけ、この時期だけが出番
駆動の総時間と洗車の総時間がほとんど同じ
この機械、一昨年は不調で
農機具会社に整備に出したまま
1年間忘れ去られて、使わなかった
なくても、鍬1丁でほとんど間に合った
というと、まったく無駄なような農機具だが
使い始めると便利でやめられない
冬菜とタマネギの植わった畝をのぞいて
全面に耕運機をかけて土を粉砕した
これは、機械の威力
人力ではこうはいかない
 
耕起が終るのを待ちかねて小鳥がやってきた
オナガか(もしかするとこれは俗称でエナガが本名か)
土の間から出てくる虫を探しているのだろう
待っていましたとばかり、畑を飛び跳ねている
人間様を利用するとは、なかなか賢いものだ
おそれいりました と
敬意を込めて、カメラに収めさせていただいた
実は、ここまでは、前日24日夕方の作業
畝立器を忘れてきてしまって、
ここから先の作業が進めない
明日できることは、今日行うべからず
これが隠退人のモットー 
さて、翌日の今日午前
畝立器を改めて持ち込んで、畝立て作業

昨日一晩、使ったままに放置しておいたら
耕運機の耕起爪の周りは
土がべっとりと厚く張り付いていて
馬力が上がらない

結局、耕運機のエンジン馬力に
後ろから押す人間馬力をプラスして
やっと畝立てができた状態

まだ土が完全に乾いていなく
こねられた粘土状にべとついているのが原因か 
それでも、なんとか十数本の畝を立てた
畝幅をたっぷりとって、後で土を寄せる用に
余裕を持たせてある
そのうち、今日使うのは、ジャガイモ用の5本
他は、この後、おいおいと使っていく
今のところ計画にあるのは、
サトイモ、ヤツガシラ、食用菊
これらは、種芋や苗を準備済み
サツマイモとカボチャも植えたいと思っている
ダッヂオーブンで蒸し焼きにして食べる用に
とにかく、一度植えたらしばらく放置しておける種類がいい
毎日通う畑ではないので
  早速、ジャガイモの植付け
種類は、メイクイーンと男爵
種芋を余計に買って、
その上、半分に切って植えたものだから
畑の三分の一がジャガイモ畑になってしまった

こんなに作ってどうすんだ!?

畑の周囲に、モグラを追い出すためのヨード剤を撒いた

ここ2年ほど、モグラの害がひどくて
ジャガイモの収穫は半減
一昨年のサツマイモなど、収穫ゼロ

モグラのトンネルをつたって
ネズミがやってくることも原因らしい
 
  畑のすぐ近くに桜並木が満開

保育園の一団が列を作ってやってきた
お花見散歩
口々に、コンニチワー、コンニチワーと
元気がいい
先生方もニコニコ笑顔

のどかさを絵に描いたような一日 
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