自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
       
綿野舞watanobuの
畑作記 2012
 
   
   2012年6月11日 タマネギ初収穫

先月24日以来だから、18日ぶりの畑作業ということになる。
このくらい間をあけていても、作物はきっちりと育ってくれているからありがたい。
4月・5月に植え付けた作物も、順調に育っている。

そして、この日、タマネギを初収穫した。
11月2日に植付けて、冬を越して見事、農作物になってくれた。
早速お昼に生食してみたが、その甘いこと、おいしいこと、うーんこれだから畑がやめられない。
ジャガイモを今年は3種類植え付けた
ちょうど今は花の頃
それぞれに、花が異なるのもおもしろく
よく見るとなかなかきれいだ

この花は男爵
ジャガイモの定番 
こちらは、メイクイーン

花の色は、男爵よりも鮮やかで、きれい
さすがクイーンだけある

いもは細長くて、ちっともクイーンらしくないのだが
煮ても男爵のようにはとろけないところは
毅然としたクイーンらしさか
そして、こちらはシンシア

今年初めて植え付けた
食べたこともない
メイクイーンよりさらに煮崩れしないという
カチコチのイモか
花も、どこか堅物そう
 
柿の花
遅ればせながら、この日、摘花作業を行った
一枝に花を2個ほど残して、他を摘み取る
2個のうち1個も、いずれ摘み取る
どれを摘んで、どれを残すか
それは企業秘密
柿農園を営むK先輩から特別に教えてもらった
簡単に明かすわけにはいかない
・・・・・というほどのことでもなく、要するに
実るまでの間に風にゆれても、最も傷つかない位置はどこか
また、実ったとき、どのように実が着くのがよいか
等々、想像力を働かせれば、正解は自ずと明らかになる
・・・・・やってみれば、わかること
やってみなければ、わからない
カボチャの花も咲いてくれた
花弁の下に子房がふくらんでいる

この花は糸カボチャ
実るとラグビーボール型になる
子房も細長い

糸カボチャを知らない人が結構多いのに驚く
別名、ソーメンカボチャともいう
固ゆでして、醤油とマヨネーズで食べたら
これほどうまいものはない 
これが、今年初収穫のタマネギ
5こほど引き抜いて持ち帰った
他は、もう少し太らせようとの魂胆で
あと少しの間、畑に残しておく

植付けて、ほとんどほったらかしておくだけで
こうして作物になってくれるのだから
大地の生産力はあなどれない
ありがたいものだ 
こちらは、アンズ
どういうわけか、幹から直接実が成っている

ダシ風の強いところで、毎年、枝が吹かれて実が落ちる
幹に成ったなら、風にゆすられることはないだろうと
逆境の中で進化したのだろうか
幹成りのアンズ、新種なんて・・・・まさか
 
こちらは、リンゴ
これも、毎年、風で落ちる
しかし、懲りずに枝に実を付けた
まだ、苦難が足りず、幹成りに進化していないのかも

ダシの風は、東の風とも書く
日本海側では陸から海に向って吹く
船を沖に出すのでダシの風というとか
荒川のダシの風は、日本三大ダシの風の一つだと
子供向けの気象図鑑に書いてあった

この畑は、その荒川の風の吹き出し口に当たる場所にある
だから、風は強い 
この日の畑作業は、柿の摘花のほか、果樹の消毒(害虫駆除のためスミチオン散布)、里芋畑の草取り、排水路の掘り上げ、その間、Okkaaはジャガイモの土寄せ、除草。
たまの畑だから、めいっぱい働く。炎天下、くたくたになる。
これで、またしばらくは、畑に来ない。次に来るのは、残したタマネギの取り入れだろうか。
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