自給自足を理想としながらも、趣味の域を決して出れない
    
綿野舞watanobuの 畑作記 2014
 
  7月18日 ジムグリの現場 落花生の花の先

落花生が順調に育っているようで、花が咲いています。

といっても、標準の生育なのかどうか、近くに比較する畑がないために分かりません。
何しろ、種を蒔いてから芽が出るまでひと月以上もかかったものですから。



落花生のことを、この辺りでは、ジムグリマメと称してきました。
JunjyさんやUnqさんに尋ねると、全く知らないと言います。
もしかしたら荒川左岸の方言なのかもしれません。

なぜジムグリか、それは地中にもぐって実を成すからです。もぐることをこの辺りでは、ムグルといいます。

さて、この落花生、どのようにして地中に実を成すのか、興味津々です。


←7月11日の花
近寄ってみると、結構きれいな花です。

枝の分かれ目から、スッと柄を伸ばして、咲いています。
←7月12日

受粉が終ったのでしょう、花は咲き終わるとしぼんで、花を持ち上げていた柄も、クタクタとなって地面に落ちます。
まさに落花です。

このしぼんだ花の先が地中にもぐるのでしょうか。
それにしては、あまりにも細くてか弱い柄です。

どうみても、固い地面にもぐり込む力はなさそうです。
そのヒミツは、数日後に分かりました。


←7月15日

花の柄の付根から鋭い槍のような先端をもった茎が出て、地面に向って伸びて行き、そのまま地中にもぐっていくのです。
←7月18日

こんなふうに、地面に突き刺さって、もぐり込んでいます。

まさにジムグリです。
抜いてみると、早く咲いた花のあとは、こんなに長く伸びて、深く地中にもぐっていました。 

この槍の先に、ピーナッツができるのでしょうか。

さてこの先、どんなふうに実を結ぶのか、時々ほじくって見たいと思います。

お楽しみに。
ついでに、畑作の近況報告です。

←7月12日の収穫。
糸カボチャ(ソーメンカボチャ)・カボチャ・シシトウ・ニンニク・ジャガイモ(これは試掘)

早速、持ち帰って食してみれば、えもいわれぬ美味しさです。
とにかく、自分で作った作物ほど美味しいものはない。これは、自作の自画自賛です。
古来、四里四方の野菜を食べて医者知らずといったとか、それほど、新鮮な作物は身体に良いということです。
カボチャは、これまでの地這い作りを止めて、今年は棚作りにしてみました。
この方が自然受粉の成果もよく、育ちも良いようです。


ずっと昔に読んだ詩の一節に、
カボチャの蔓が
這い上がり、這い登り
ああ、いま天を掴もうとしている
というのがあって、その部分だけを思い出しています。

カボチャの蔓がどんどん天に向かって伸びる様は、見ていても気持ちのよいものです。
  こちらは先月6月26日のタマネギの収穫です。

今年も小粒ながら、味はピカイチです。

が、量的には、イマイチ残念な成果でした。
どうもOkkaaの密集栽培は失敗のようです。本人は肥料不足のせいだと言い張っていますが。


たまに畑の近くの道を通るNaruさんが、我家のタマネギの収量不足を見て取ったのでしょうか、ドーンと一箱、立派なタマネギを玄関先に置いていってくれました。
←Naruさんのタマネギ
大きく育った見事な出来です。

実は、我家のタマネギ苗はNaruさんが育成したものを頂いたのです。
生育の違いを誇示したかったのかもしれませんね。
それも仕方の無い出来でした。脱帽です。

先日、Okkaaがお礼に糸カボチャを届けました。
そうしたら、今日また立派なトマトやらナスやら、いただきました。
脱帽×脱帽=脱帽の自乗です。
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