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荒川沿岸の風物を中心に、 時々に出会い感じた風物などを折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記
6月3日 上関共同浴場

R113を東に向かう
関川村上関地内

この左の角にある

これが上関共同浴場

その玄関

玄関から男湯の脱衣所を見る


上関共同浴場は、掛け値なしの天然かけ流しの湯

外来者は、一人一回100円(子供半額)
当番は、誰もいない   玄関に入ると、お金を入れる箱がある そこに100円玉を入れると「ブー」とブザーが鳴る
ダメ!のブーではない OKのブーだ  人間の良心を信頼している温泉だ

いつか、京都から自転車旅行できたという青年が入ってきて、浴槽の脇に突っ立ったままウロウロしていた
どうした?と尋ねると、あのー座るところはどこでしょう?という
その辺適当に座ればいいさ、というと、あのー蛇口はどこでしょ?と聞く
浴槽から直接汲めばいいんだよ、というと、キョトンとしていた

こしかけも、蛇口もない、もちろんシャワーなどあるわけがない
そんな天然温泉だ

組合員には、月に1回くらいの掃除当番がまわってくる
私も、その晩は、浴槽を念入りに磨いてくる
翌朝の朝風呂は格別だ

毎日の朝風呂は欠かせない 生活のエネルギー源だ
朝寝、朝酒はないから、小原庄助さんになる心配はない


ひとこと 言い忘れたので書いておくが、ここの温泉はかなり熱い
水で薄めると「叱られる」という風聞もある
叱る人に出会ったことはないが、初めて孫を連れて行ったとき、熱くては入れないというので、思いきり水を出したら
「モハ、イヤァンデネーカネ」と、やんわりと ぬるくするなと言われたことはある

今の私は、かなり熱い湯を好む
ためしてガッテン流でいえば、「カツオのタタキ湯」だ
体の外側だけ熱して中は熱くしない、健康入浴法だそうだ

ともあれ、上関の湯はかなり熱いのでそのおつもりで!!

 
 
5月25日  関川村の名峰「杁差岳」の雪形   
  知っているようで意外と実物を知らない人が多い。
私も、近年になって人から教えてもらって、ようやくわかった

カメラにズームをかけてみると(ポインターを写真の上に当ててください)  →→→ 中央の残雪の中の黒い人の形

これが杁差(エブリサシ)の名のもとになったエンブリ爺や
田植え前の苗代にエンブリ(表面をならすための農具)をかける農夫の姿 が 現れる