6月24日 早朝の河川敷にて
昨日、活発化した梅雨前線の影響で、荒川の水位が危険レベルに近づき、避難準備指示が出た。
今朝、川を見に行くと河川敷からは水は引いていたものの、まだ濁流が渦巻く状態だった。河川敷には、明らかに水が上がった跡があった。
昨日の朝は、まだ水が澄んでいて、さかんに石のコケを舐めているアユが見えた。この分では来月5日の解禁日は相当期待できるぞと、釣り友と話したばかりだった。
それが、数時間後一転して、この状況だ。
アユはどうしているのだろう・・・・

そんな心配をしながら河川敷を歩いていると
突然、水溜りでアユが跳ねとんだ。
魚が、足音に驚いて飛び跳ねている。
10センチ位の稚アユだ。

あちらこちらの水溜りで群れている。
みな、同じくらいの稚アユたちだ。

体力のない小さいヤツラが、急な出水に流されて、流れの弱い河川敷に上がったのだろう。
水が引けば、この地アユたちの運命は無残だ。
見渡す限りの範囲でも、かなりのアユが上がっている。川全体では相当の数になるだろう。

ああ、もったいない。
解禁も間近だというのに。カラスの餌食だ。

大型に育ったアユはいないようだから、体力のあるヤツラは、うまく流れを避けて、難を逃れたに違いない。
そうあってほしい。

7月5日予定の解禁日ももうすぐだ。
仕掛け作りを急がねば。

アユ釣り人の勝手な、自己中心なつぶやき・・・・・
荒川沿岸の風物を中心に、 時々に出会い感じた風物などを折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記