2012年元旦  朝、山々を仰ぐ
年越しの夜は、毎年、遠くにいる子供たちも家族全員で集まってくれて、年一度のにぎやかな夜になる。
年末に生まれたMargoの6回目の誕生日を祝い、紅白を見ながら年越しの酒を過ごす。
紅白は出てくる歌手の名も読めず、歌っている歌詞もほとんど聞き取れず、したがってほとんど見ていない。
本当は、裏番か取りためたビデオでも見ていたい気分だが、家族の顰蹙を買いそうで、ただ飲んでしゃべって、うとうとしている。
それで結局恒例の二年参りには行かずじまい。代わって、若い者たちが行ってくれた。まっ、世代交代もいいか。
元旦の朝は7時に起きて、上関の湯(共同温泉)で初湯に入ろうと家を出る。と、今にも初日の出が射しそうな空の塩梅。急遽カメラを持って、荒川に架かる温泉橋の上に。
若ぶな山の端から薄日が射して、今にも初日の出が拝めそうな雰囲気。
飯豊連峰・朳差岳は、射し込む薄日を浴びて、神々しくも頂上稜線までくっきり。
今年も、あの峰々を歩きたいと想いがつのる。
一年の始まりにふさわしい、清々しいいい光景の中に立つことができた。
 
若ぶな山の薄日
 
飯豊連峰・朳差岳

 左端が若ぶな山 その右のくぼみが大里峠   右端が大境山と丸山      (下のパノラマへ続く)

左が大境山 その右隣に丸山 中央は葡萄鼻山、その右端が立烏帽子   右に真っ白な飯豊連峰・朳差岳    
荒川沿岸の風物、旅の出会いなど、折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記