2012年1月5日 光兎山と白鳥
にぎやかだった正月も終わり、いつもの静かな老人世帯に戻った。
Margoの遊んだ雪庭には、さらに雪が積もり、遊んだ跡すら消えてしまった。
周囲は白と黒の墨絵のような様相を呈している。風の音だけの静かな冬。

通りかかった荒川河畔で、いっとき吹雪が止んで光兎山の麗姿が見えた。
うっすらと兎の雪形がみえる。
山の中央の大きな谷の雪、兎が右向きに立って山頂に駆け上る姿。
右に前足と後ろ足、左上方に耳、下方に尻尾。
卯年は終ったが、光兎山の兎は変わらぬ姿を見せている。

河畔では白鳥がたむろしていた。
この中に、あの飛べない白鳥も交じっているはずだ。
春まで、こうやって仲間と過ごせる。

さて、我らはどうやってこの冬をすごそうか。
たまの雪かき、炬燵でお茶菓子、うーん体重が・・・・・。 

荒川沿岸の風物、旅の出会いなど、折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記