2012年6月2~3日 東京へ

大人の休日倶楽部割引切符を使って久々の上京、所用の先は浅草
行ったついでに、まずは浅草寺にお参り
昔、ついで参りはケシカランと言った坊さんもいたが、そんなことはなく、広い心で受け入れてもらったような気がした
次いで、何はともあれ、今トレンドのスカイツリー見物
もちろん予約券などなく、隅田川をはさんだ対岸から見上げただけ
以前、富士山に登りたいと言ったら、Haseさん曰く、登ってもつまらない山だから見上げていたほうがよい、と
さて、スカイツリーはどんなものか
翌日は、上野の国立博物館と六本木の新国立美術館のハシゴ、これもついで参り
上野の目当てはボストン美術館展の二大絵巻
一つは、吉備大臣入唐絵巻、日本の漫画文化の原点のような作品で、その愉快さには、会場で思わず笑ってしまった
もう一つは、平治物語絵巻三条殿夜討巻、ディテールまで手抜きのないリアルさに圧倒されて、しばし立ち尽くした
ついでのついでに、法隆寺宝物館へ立寄り、飛鳥時代の仏像など拝見、
756(天平勝宝8)年の法隆寺献物帳には、藤原仲麻呂、永手などの名が肩書きと共に鮮明に記されていて、古代がついそこにあるような気分に
新国立は、エルミタージュ美術館展で展示テーマは西洋絵画の400年
写真のない時代の絵画の役割から、写真機が出来た後のそれに勝る表現への昇華を素人なりにたどることが出来たように思えた
それにしても、富の独占集中が貴重な文化財を蓄積したことを思うと、仏国にしろ露国にしろ王国の文化財をみるとき、いつも複雑な思いに駆られる
帰りに、日比谷から東京駅まで歩いた
途中、三菱1号館がすっかり復元されていた、東京駅も見事に修復されていた
つぎは、早期に首都高を取り去って、ぜひ日本橋を復元してもらいたいものだとしみじみ思った
それにしも、電車の旅はいい、昼食どきも電車の中も、のんびりとビールなど飲めて・・・・
そして、往復の車中はもちろん読書、今回は「働かないアリに意義がある」(メディアファクトリー新書)著者は進化生物学者
全体統制者の意思などなくても、個々がそれぞれの感覚で生きることで、結果として全体の統制が可能になっているアリ社会のありようが興味深い
もしかしたら、人間の身体もそうなっているのかも・・・・・
もしかしたらもしかしたら、宇宙の仕組みそのものがそうなのかも・・・・・・などと、ビールと電車のゆれが想いを膨らませる
(カメラを持っていかなかったので携帯での撮影です)

浅草寺五重塔とスカイツリー

ご存知、浅草寺雷門
 
隅田川とスカイツリー
 
ライトアップ、残念なことに携帯ではここまで

国立博物館平成館入口の行列

館内のポスター
 
三菱1号館、残念なことにこの日は定期点検とやらで入館禁
 
東京駅 この写真だけは息子の1眼レフ

荒川沿岸の風物、旅の出会いなど、折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記