荒川沿岸の風物、旅の出会いなど、折々に綴る
    
綿野舞watanobuの
風物記 2013   
    2013年5月9日 朳差岳、朝日に映えて

朝5時過ぎいつものジョギングに出た。久しぶりの晴天。「朳差岳、朝日に映えて~♪」旧関谷中学校の応援歌の一節が口に出た。まさにピタリの光景。温泉橋たもとからの朳差岳、いつみてもそそられる姿。
様々な角度から飯豊連峰を見ているが、連峰の中で朳差岳は小さい。横から見ると連峰の主役は大日岳だったり、本山だったり、北股岳だったり。
が、ここからみると、主役はいつも朳差。「ほかのところで誰が主役だろうと、そんなことはオレには関係ないね。ここでは、いつもオレが主役さ。」どっちりと腰を下ろして周りを睥睨しているような、ここから見る朳差岳は、いい。「オレの人生はオレが主役さ」と言っているかのようで。
ところで、数日前、飯豊の峰で遭難者救助の騒ぎがあったと報道されていた。吹雪でルートを失ったとか。今日であれば、素晴らしい雪山の登山であったろうに。山は常に天国と地獄が紙一重だ。 

荒川河川敷は菜の花が咲き始めているが、この光景はカメラのトリック。目線を下げればこのように一面の菜の花畑のように見えるが、堤防から見下ろせば、実はまだ花はまばら。
それでも菜の花の中を気持ちよさそうに駆け抜けていく人がいる。しばし足を止めてシャッターを切っていたら、せっかく流した汗がすっかり冷えてしまった。
ジョギングを始めたのは、一昨年7月に飯豊連峰縦走に参加することになって、その一月ほど前から。それまでは専らウォーキングだったのだが、もっと心肺機能を高めなくてはとスロージョギングに切替えた。

先日、マラソン大会で12kmレースに出場するというMaaくんに、「仮にビリから10番目くらいで走るとすると、どのくらいのペースだろうか」と尋ねたら、飲み会の席のことで、箸袋の裏に何やらしきりに計算していたが、やおら「1km8分ぐらいのペースだろう」とのこと。

昨日それを思い出して、地図でジョギングコースの堤防上に1kmの見当をつけておいた。便利なことに国土地理院のWEB地図には距離や面積が簡単に測定できるのも提供されている。
で、今日、15分くらいアップして体を温めた後、その1kmを「8分ペースだと多分このくらいかな」と適当に見当をつけて、いつもの自分のペースよりやや速めに走ってみた。
結果は、なんと、6分。このペースでは1kmに辿り着くのがやっと。そのあとの6kmは、相当のペースダウン。まだまだ、レースなど無理のよう。
もっとも、自分の場合、目的はレースではなく山に登るため。まずは、冬の間にたるみっぱなしのオナカを引き締めなければ・・・。ということで、明日も早起きしてジョギングの予定。
ゆっくり走ろうが何しようが、オレのジョギングはオレが主役。