荒川沿岸の風物、旅の出会いなど、折々に綴る 綿野舞watanobuの 風物記 2014 |
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2014年6月9日 デビュー戦を終えて山形路を楽しみ帰る 早朝4時前の天童高原から見下ろした東根市 昨夜、この高原のキャンプ場に幕営して、面白山に登山する予定だった。 しかし、昨晩は夜通しの雨。明け方のこのときは、いっとき晴れて麓の東根市が見えていたものの、このあとまた雨降り止まず、登山は中止。高原を下って、山形路を旅することに。 |
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東根の大ケヤキ 国の天然記念物、樹齢1500年以上とか |
サクランボマラソンの翌日は、近くの山を登って帰る。これが、Unqさんたちのこれまでの恒例行事とのこと。 さすが山岳会チームだ。 今回、その恒例行事に参加させてもらうことにした。山岳会所属のメンバーとしては、当然の責務だ。 大会を終えて、幕営地の天童高原キャンプ場に向う。 その途中、まずは温泉にということで、東根温泉の公衆浴場に浸かる。入湯料200円。トロリとした泉質。暢気な経営者。身も心もゆったりとほぐされる。 次は、天然記念物。東根小学校玄関前に鎮座する大ケヤキ。 そこは、正平2(1347)年築城の東根城本丸址とのこと。 樹齢1500年以上ということは、築城後に本丸で育った木ということ。この木がこれまで目にしてきた風景は、一体、どのようなものだったか。 人間どもの動きなど、この木から見たら、我らから見えるアリの如きものだろう。ちいせぇちいせぇ。 さて、標高700m近い幕営地に移動して、明日の面白山登山に備える。 面白山の名は、雪が降ると白くなる面があるからとUnqさんが言う。この豪雪地で白くなるのが珍しいとは、黒くなる面があるというなら分かるが、と茶々をいれると、それもそうだと珍しくUnqさんが引っ込んだ。よほど疲れていたのだろうか。 幕営の夜は、一晩中、雨の音風の音狐の音、OkkaaもYoumyさんもよくは眠れなかったらしい。 そういえば、結婚以来、幕営など金輪際始めてだ。それを言えば、マラソン大会も開闢以来の出来事で、皆、Unqさんたちのお蔭なのだ。それなのに茶々など入れてしまって、すみません。 結局、登山は中止。 天童の広重美術館に寄った。天童では安藤広重とは決して言わず、歌川広重なのだそうだ。なぜかはよく分からない。 ミュージアムショップで手ぬぐいを一本買った。 滅多に無駄買いしないのにとUnqさんが不思議がっていた。 なに、今晩のクライミングに被っていくバンダナ代わりです。 最後は、楢下宿。 UnqさんもYoumyさんも、コンニャク料理にいたく感動してくれたふう。 案内したOkkaaも、これでお世話になったお礼の何千分の一かはお返しできたかと、いささか得意風だった。 Okkaaは、前にも一緒にここへ来たと言い張るのだが、当方は、全く記憶がない。 そんな老夫婦のボケ会話、車中、さぞかし迷惑だったことでしょう。 それにしても、常に見聞を広めようとするお二人の意欲に敬意を表します。すっかりお世話になって、本当にありがとうございました。 |
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羽州街道楢下宿の古民家の内部 |
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楢下宿に残る石橋「新橋」 明治初期の架設とか |
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下流に架かるもう一つの石橋「覗橋」 |
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楢下宿脇本陣 |
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