幼児が放流したサクラマス
  じいじが 釣って
    「おおきくなったなぁー」

                      野舞

サクラマスが来た!!
2011年5月19日(木)  

きた! ついにきてくれた  Welcome  桜鱒


58cm 2.2kg と 49cm 1.3kg 

水中撮影の動画 水音だけでもどうぞ

この日、朝食もとらずに6時に家を出て6時半ごろ第1投 
すでに先客がいて、ことわりを入れて、下手に入り 投げ下る
柳の陰のたまりで ルアーが止まる うっ 根がかりか と 引きを入れたとたん ビクビクググー
おっ きた 思わず竿を引いたとたん ブッツン なんと ミノーの付け根ヨリ戻しの結び目からブッキレ

なんとついてない ガクゼン   が、ここでめげないのが 釣り人
ただちに結びなおして 逃げたやつを追う  何投してもアタリなし  うーん もうだめか
釣りには あきらめも 肝心   10キロ下流へ移動  しめた だれもいない

午前8時30分ごろ 数投目 流心でヒット  きた! 大きい! 手ごたえ抜群
今度はバレるな! リールをゆるめておいたから、テキも余裕を持ってあばれる ここが我慢だ
タモにすくうまでの緊張感がなんともいえない  サクラマス釣りの醍醐味 これだから やめられない

ストリンガーにつけて 感激に浸るまもなく 直ちに2尾目を追う   複数で上ってくることが多いからだ
案の定 きた!! すこし小ぶりだが 引きは相変わらず強い おぉ 引く引く ゆっくりゆっくり 疲れさせてから
2尾目ゲット

実は、この日で 今季2日目
3月15日の解禁に備えて 準備をしていたのが3月11日 そのとき あの大震災
その後の 甚大な被害を知って 気が萎えて 川に行く気が起きなかった
そんなとき 先輩のYさんが 「つれたぞー」と 時々電話をくれる 「3尾目だ」と電話が入って
ようやく 「オレも行ってみるか」という気になって 初日が2日前 気配なく2時間ほどで切り上げた
なにか 例年のワクワク感がない しかし 川風にあたると ムズムズと釣人の魂がよみがえってくる
で 2日後のこの日 朝食抜きで出かけた次第

Y先輩に感謝です  ちなみに Y先輩は三面川 私は荒川 漁場は競合しないのです




5月25日(水)

ワクワク感がない などと 言ってみたくせに
一度つりあげると、現金なもので
柳の下の3尾目を狙って早朝の川へ いそいそと出かけた

が、まったくアタリなし
これが普通の状態だ
何せ、サクラマス釣り5年になるが、去年は18日通ってゼロ
一昨年は、32日通って、アメマス1尾
19日の2尾で、通算5年で4尾+1尾の計算
サクラマス釣りは、こんなものなのだ

去年 川であった人など 三条から通って3年になるけど、まだ1尾もあげてないなんて言っていた
もちろん、年間10数尾などという人もいるのだそうだ
人それぞれだ
釣りは、漁ではない だから 量ではない
釣りは哲学だ
と言ったのは、新潟から せっせと鮎釣りに通った友人の言

そのアユだが、この日 10センチくらいのがかかってきた
尾びれの近くにかかったので、外して、リリースしてきたが
2,3日前に漁協が放流したらしい
かなり数がいるようだ
今年のアユは期待できそうだ
ワクワクする

解禁まで 出水で流されなければいいが・・・・



5月27日(金)

今日で最終日かなーなどと思いながら、川へ向かう
勤め人たちが川から上がったころを見計らって、今日は、朝食を食べてゆっくりと出漁だ
気温は上がって、川風が気持ちよい
誰もいない漁場で、思い切り竿を振る
もう一箇所に移動して、アタック

     

釣師がひとりやってきて、上流に入る
川の中にボックイのように立つ人、その向こうに薬師山・・・いい景色だ
水面は温み、風が光っている、川柳の綿毛が飛んできて流れに落ちる

サクラマスは来なくても、心穏やかに、悠然と時が流れる

漁期最終日は5月30日だが、私のサクラマス釣りは、
充実したシーズンであったことに感謝して、本日終了